毎日、暑いねぇ
セミの鳴き声もMAX!!
あと1回になった微生物学講義
セミに負けないようがんばります!
前回は主にDNAウイルスについて解説
身近なDNAウイルスといえば『ヘルペスウイルス科』
まず学生諸君に訂正とおわびします( ;∀;)
ヒトに感染するヘルペスウイルスは8種類と解説
③水痘-帯状疱疹ウイルス(HZV)
④EBウイルス(EBV)
⑤サイトメガロウイルス(CMV)
⑥ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)(6Aと6B)
⑦ヒトヘルペスウイルス7(HHV-7)
⑧ヒトヘルペスウイルス8(HHV-8)
でも、、、教科書には9種類と記載されてます?(P260 )
p266
⑨Bウイルス、、、、が載ってました
知りませんでした( ;∀;)
感染したサルに咬まれると重篤な感染症(致命率70%超え)をきたすそうです!
サルと接触する機会のあるヒトは注意してね(詳しくは下のリンクをどうぞ)
*ポックスウイルス科のサル痘とは違うウイルスですので間違えないように!
いつになく高い関心を示しました( ;∀;)
マイクで③水痘-帯状疱疹ウイルス(HZV)を解説しつつ
座席の間を後方へ移動中のことです
わたし 『帯状疱疹は水痘‐帯状疱疹ウイルスの再活性化で痛みのある紅くて水疱のある皮疹が生じます』
突然、背後から声がかかりました
学生A 『先生、マイク切ってください! これ見てください』
わたし 『え、マイク切るの、、、なんで?』
思わずフリーズ
学生A 『これ見てください』
後ろをみると
学生A(♀)が上着のすそを少し上げて、おへその横の肌をみせつつ
学生A 『先生、これなんですか?』
彼女の指さすところに数個の紅いポツポツした皮疹!!
(突然マイクを切るように声をかけられさらに女子のおなかをみせられ動揺)
わたし 『びっくりした~、、、痛いんだったら帯状疱疹の可能性があるわ、皮膚科に行ってごらん』
ざわめきのなか
『A、ただで診察してもらってるんや』
誰かがつぶやいてました!
気を取り直し④EBウイルスの解説を開始
わたし 『EBウイルスは小児期におもちゃをなめたりして友達と遊んで唾液から感染することが多いよ。子供は無症状ですむことが多いけど、思春期以降の初感染では高熱がでたり重篤になります』
みんなびっくり
わたし 『おとなで唾液といえば、Bくん何を連想する』
学生B(♂) 『キスですか?』
わたし 『そう、だから俗にキス病といわれ、思春期以降の初感染では発熱、咽頭痛、頸部リンパ節腫脹などの伝染性単核球症をおこします』
突然『先生!』後ろからいつも大人しい(?)Cさんが手を上げました
学生C(♀) 『コップでの回し飲みも危ないんですか?』
わたし 『ウイルスは唾液中にいるから感染する可能性はあるけどキスよりは確率は低いんとちゃうんかな』
みんななんとなくざわざわ 『唾液、やばっ』
当日夜
学生Aからさっそく授業アンケートが届きました!
『すぐに皮膚科行きました!
報告 早っ!