看護学校よもやま話2023(11) 1年生諸君!病態生理IV 脳神経、ここが大事(^_-)

南大阪看護専門学校1年生諸君、1年間おつかれさま!

 

あとは3月13日の病態生理IV単位認定試験をクリアしてね💛

脳神経は55点満点 
多肢選択式問題 25問 1問2点 50点+平常点5点

 

復習すべきポイントをざっとお示しします

12対の脳神経と神経診察
神経の名前と役割(機能)をきちんとおさえましょう(p35‐p36)

三叉神経(5)と顔面神経(7)
違いをしっかり復習してね(^o^)丿
 
脳神経に副交感神経線維を含む神経は4つ(p38 表2-1 図2‐17)

意識障害の評価方法
主な評価方法2つ!
教科書p56 p57

脳死の判定基準 (教科書p59 表)
しっかりとおさえましょう

頭蓋内圧亢進に伴うバイタルサインの変化
脳圧が上がると、、、、
とくに目につく呼吸の異常は?(教科書p78)

認知症および軽度認知障害(MCI)
大きな社会問題となっている認知症といえば「?」型認知症!!
教科書p225-p233(教科書p227 表5-18)

 

運動機能と神経伝達

教科書p45-p46(教科書p46 図2-24)を理解し

上位ニューロンと下位ニューロンを踏まえ

ALSの障害部位を説明できるように!

神経筋接合部での筋収縮のメカニズムも忘れないで!

 

頭部外傷時の画像所見

出血や血腫の部位が理解できるよう
教科書p155  しっかりと復習しましょう

 

脳の各部位の機能と解剖

大脳における運動、感覚、言語、視覚中枢を解剖学的にしっかり把握

視床下部や脳幹部の機能も忘れずに

教科書p23-p32

 

神経学的診察法

教科書p89-p93    とくにp90図4-1、図4-2は目に焼き付けておこうね!

 

みんなの健闘を祈ってます(^_-)-☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

看護学校よもやま話2023(10) 学生の生態を授業アンケートから勝手に分析してみました!

金曜日24時!

授業アンケートの締め切り時間です( ;∀;)

2月6日の授業アンケートは27名が提出しました!!

ラスト1時間! アンケート入力時間をよくみると、、、

5名が午後23時以降に入力、、、

なんちゅう粘り腰!!

この5名(男子3、女子2)の心理・行動を分析してみます!

 

Aさん(♀) 23:10:55 『アンケートの締め切り、間に合った、、、余裕ね💛』

よくわかったこと:眼球が動く時に何の神経が使われているのか知れた

 

Bくん(♂) 23:44:03 『やっべ、もうちょっとで締め切りじゃん』

よくわかったこと:ケルニッヒ徴候は膝が伸びないという症状がある

 

Cくん(♂) 23:44:38 『危ね!BからのLINEで助かった!ラッキー!!』

よくわかったこと:髄膜炎についてよく理解できました

 

Dさん(♀) 23:50:27 『プリントをしっかり見直してたらもうこんな時間!締め切りギリギリ、、、遅くなっちゃった、、、てへっ(^_-)-☆』

よくわかったこと:

・髄膜刺激症状(中略)→仰臥位での患者の項部を挙上前屈させた際の抵抗としてとらえられる項部硬直が最も重要

・脳室ドレナージは一時的なものであり脳室にチューブを挿入したまった髄液を抜く

・シャント術は髄液は腹腔内に到達し自然に吸収される

 

Eくん(♂) 23:59:59 『うわっ、X、チェックしててアンケート出すの忘れてた、、、やばい、こないだ0時を過ぎたら無効やって(Sせんせいが)言ってたし、、もうあかんかも?』(必死で入力、送信ボタンをタップ)

よくわかったこと:ケルニッヒ徴候

 

『よっしゃー!間に合った💛  

俺、なんかもってるかも! 

「葬送のフリーレン」の次のエピソード見てアイス食べて寝よっと』

 

授業アンケートの意義とは?

学生にとって

A 単位認定試験に向けて平常点獲得の手段

 

教える側にとって

B-①授業内容を振り返ってもらって内容の理解を深めてもらう

B-②教えた内容がきちんと理解されているか確認できる

 

ラスト5名の学生の提出状況から勝手に想像すると

Aは達成、、、、

B-① B-② 人によります!!

 

 

 

 

研修医よもやま話2023 その(2) 心臓超音波検査、、、実地指導いただきました

研修8か月目の”こーすけ”研修医

年の瀬も迫る12月は

循環器内科でがんばってます!

 

電子カルテを記載しつつ

処方しているお薬

心臓カテーテル検査

心臓超音波検査

など

しっかり自主学習にも取り組んでます💛

今週月曜日は検査科のベテラン技師(Y)さんから

心臓超音波検査の基本について実地指導!!

 

実地指導の教材にわたし(指導医)がご指名いただき

こーすけ(K)に”胸”を貸すことになりました

被験者の立場からこーすけの学びぶりを簡単に振り返ってみますね!

 

Yさん:『プローブをしっかりと固定することが大事ですよ、、、

そう、K先生、お上手! そのまま半時計方向に回してみましょう』

こーすけ:『こうですか?』

Yさん:『そうです、、、ほら大動脈弁と僧帽弁がみえてますよね、、、大動脈弁を画面の中央にもってきてください』

こーすけ:『、、、ちょっと見えなくなりました、、、』

Yさん:『プローブがずれて肋骨にあたってますね、、、』

こーすけ:『わかりました』

Yさん:『そうそう、、見えてきましたね』

こーすけ:『これでいいですか?』

Yさん:『はい、じゃあ、左室駆出率を計測してみましょう』

 

こーすけは何度かやり直しながらチャレンジ!

駆出率の表示は58%!

Yさん(ちょっと低い値に気をつかった感じ):『どこの部位を測るかで変動しますからね、、、じゃあ、次は大動脈弁のところでカラーをのせてみましょう』

画面に青と赤の色が加わります

こーすけ(ちょっとうれしげ):『あっ、これ逆流ですか?』

Yさん:『そうですね、、、赤い色がついていますね、、、連続波ドプラで評価してみましょう』

 

そのあとも僧帽弁、三尖弁、、、

次々と赤い色がついてゆきます

こーすけ(未知のものを目にした喜び):『あ、ここも逆流ありますね』

Yさん(とても気をつかった雰囲気)『これくらいならtrace、、、あ、ここまで伸びているから、、、moderateですかね』

 

Yさんに丁寧にご指導いただきあっという間の1時間!!

Yさんにはかなり気遣いさせてしまいましたが

こーすけはいろいろな所見を確認できエコー室をあとにしました(^^♪

 

わたし:『いろいろ所見がみられて楽しかったやろ!』

こーすけ:『はい!』

 

ポンコツになったわたしの心臓、、、

お役にたててよかったです( ;∀;)

 

 

 

 

 

 

 

ICLS振り返り『皆さんみたいな素敵な看護師になりたい』 by看護学生タスク

先日の二次救命処置コース(ICLS)から早くも2週間!!

 

コロナ禍のため南大阪病院で3年間1ブースで開催していたICLSコースでしたが、、、

南大阪看護専門学校でのひさびさの2ブース運営

タスク参加看護学生たち(2年生1名、1年生5名)ががんばってくれました💛

 

母校の先輩看護師たちの

インストラクターや受講生として活躍する姿をみて

モチベーションが高まったみたいです、、、

本当によかった💛

 

彼女たちのタスク体験についての振り返りをどうぞ!

① Iさん 2年生

南大阪病院の様々な職種の方が来られ

色々なことを教えてくださりめっちゃ楽しい会になりました!

 

はじめに基本的な蘇生法(BLS)、部屋を移動して気道管理や電気ショック機材の使用法を学びました!

 

医療従事者6人のチームで協力し合い効率よく心肺蘇生をしていましたが

実際の現場では役割分担は固定できないので

その場に応じ臨機応変に対応していくのが大切だと感じました!

病院外で心肺停止している患者と遭遇した時の心肺蘇生法も学ぶことができ

そういった状況になった時自分も手助けできるようになったと思います💛

また参加したいです!

 

② Sさん 1年生

AEDの使い方や心臓マッサージの方法、除細動器まで触れることができ

実際に一連の流れを見聞したことで現場でのイメージもつけることができました

分からないことはインストラクターの方が教えてくれましたが

知らない知識はまだまだあるのだと痛感しました( ;∀;)


参加してとても良かったと思っています💛

③ Tさん 1年生

今回タスクとしてICLSに参加させて頂いて

色々な経験をすることができました!


実際に医療現場で働く人々の

人命救助の対応の早さ

手際の良さ

チームワークの良さを見て本当にかっこいいなと思いました💛


私は小学生の頃にコード・ブルーというドラマを観て『救命ってかっこいいな』、『看護師っていいな』と憧れを抱き今に至ります!

今回タスクとして参加させて頂いて

看護師になりたいという気持ちがより一層高まりました!

 

これからの講義や実習を頑張って乗り越えて

皆さんみたいな素敵な看護師になりたいと思います!!


ありがとうございました(^^♪

 

看護学校よもやま話2023(9) 解剖生理学III(内分泌・血液)単位認定試験がんばって!

南大阪看護専門学校1年生諸君!

解剖生理III単位認定試験まであと9日


試験前に押さえておくべきポイントをお伝えします!

[出題方針]
担当部分(血液・内分泌)の配点 :40点
授業アンケートの回答状況で平常点(最大4点)をさしあげます!

 

出題形式は多肢選択式問題18問(1問2点) 計36点 
内分泌 9問  血液 9問

”内分泌”はいつも正答率が低いので、、、

”血液”で確実にGETしましょう(^^♪

 

 『血液』の出題ポイント
血液型はしっかり理解しよう(教科書p145)

➁赤血球が骨髄で作られる間に必要なホルモン、ビタミンなどの材料はなにか?
止血機構を評価する検査方法は?
血清と血漿の違いはなにか(教科書p127 )?

⑤3種類の血球成分の基本的な役割

 

『内分泌』の出題ポイントは
内分泌臓器と産生するホルモン

ホルモンの作用(働き)
③ホルモンの化学的構造と作用機序

 

詳しく知りたい学生さんへ!!

ブログ末尾の検索ウインドウに

解剖生理III” と入力

 

過去ブログを絞り込み

試験前解説を参考に

がんばって全員合格してね💛

 

 

看護学校よもやま話2023(8) 看護学生の質問(解剖生理学III:血液)に答えます! Dダイマー測定は血栓ができたかどうかを調べる検査とのことですが、どういった時に調べるのでしょうか?

9月後半、、、まだまだ暑いねぇ!

 

夏休み明けの微生物学の単位認定試験もまずまずの成績でした💛

(多肢選択問題30問で8割以上(24問以上)正解者が12名!!)

 

不本意な成績だった諸君! 

追試験、再試験がんばってください!

 

さて解剖生理III 血液授業2回目でいただいた質問にお答えします

Q1. Dダイマー測定は血栓ができたかどうかを調べる検査とのことですが、どういった時に調べるのでしょうか?数値が高ければ血栓が溶け残っている可能性が高いということですか?数値が低いと問題にはならないのでしょうか?要観察ということでしょうか?それとも血栓を溶かす治療を行うのでしょうか?

A1. 質問ありがとう!

わたしの外来(総合内科)にもしばしば下肢が腫れた患者さんが受診されますが、

見逃してはいけない疾患のひとつが深部静脈血栓症

いわゆる『エコノミークラス症候群

 

静脈では血管の中に”血栓(血の塊)”ができると血栓より末梢に血液がうっ滞

”足がパンパンに腫れます” 

 

スクリーニング検査としてDダイマを測定

 

動脈が血栓で詰まる病気でもDダイマーは上昇!

 心臓の冠状動脈が血栓でつまる急性心筋梗塞

 脳の動脈が血栓でつまる脳梗塞

 動脈が裂けてゆく大動脈解離

このような怖~い病気でもとても有用な検査です

 

ダイマーに加えて超音波検査や造影CT検査などの画像検査で

血栓が確認できれば抗凝固薬(フィブリン形成を抑制する薬)を投与したり、カテーテル血栓を除去する治療を行います!!

 

ダイマーの数値の高低は血栓量のおおまかな目安ですが、値の推移が重要

抗凝固療法により臨床症状の推移(例:足の腫れがましになる)と合わせてDダイマーの数値が低下すれば、治療がうまくいっているなぁと判断する材料になります!

 

みんなも看護師さんになったあとしばしばお目にかかる検査なので

しっかり覚えておいてくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

看護学校よもやま話2023(7) 微生物学単位認定試験、ここがポイント!!

8月末

セミがいなくなりとっても静かになりました

スズメのさえずりと虫の鳴く声、、、(昼間はまだまだ暑いけど)秋らしくなってきたねぇ💛

 

 

”勉強の秋”が到来

まず9月5日微生物学単位認定試験

乗り切ってね!

 例年と同じ出題方針です!

試験時間は45分 100点満点
多肢選択式問題 30問 一問3点 配点90点

平常点(アンケート提出回数/15×5点:小数点以下四捨五入) 配点5点
記述問題 5問 1問1点(誤字脱字はダメ) 配点5点

(1)ワクチン(予防接種) (教科書p190 表10-6、p191 表10-7)

ワクチンの種類(生ワクチンvs不活化ワクチン)
定期接種かどうか?
接種回数は? 
筋肉内注射するものは?(日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20220125_kinchu.pdf
ヒトパピローマウイルスワクチン

髄膜炎菌ワクチン

狂犬病ワクチン 

新型コロナワクチン(mRNA ワクチン) 
(2)感染経路と病原体 感染対策(PPE)

(教科書p68 表5-3、p71 表5-6)
看護師さんとして必須の知識(^_-)


(3)消毒・滅菌(教科書p131 表7-1、表7-2)

 

(4)食中毒(教科書p66 表5-2)

食中毒を防止するため
①食品の加熱 ②食材の冷蔵庫での保管
いろんな手段があるけど、、、、食中毒を防止できない細菌があるよね?

(5)代表的な病原体によって引き起こされる病気について
世界三大感染症

セックスで感染し女性不妊の原因となる病原体

腫瘍(癌)の原因となる病原体


(6)生体防御、免疫の概略(教科書p93図6-1、p111表6-2、p112図6-12)

リンパ球 の役割や免疫グロブリン(抗体)の種類を確認しておこう!


(7)感染症法の対象疾患
(p182 表10-3)

 

試験まであと1週間!

新学期、いいスタートがきれますよ~に