看護学校よもやま話2025(2)解剖生理III(内分泌) 『負のフィードバックのロングループとショートループの違いがわからない( ;∀;)』にお答えします!

解剖生理の担当授業もあと1回になりました(^^♪

 

アンケート締め切りの月曜日が祝日だったので提出率が低く

内容も難しいとの声が多かったです、、、、

寄せられた質問にお答えします!

 

Q1.  負のフィードバックがあまりわからなかった( ;∀;)

A1.   質問ありがとう! 

〝ホルモン〟は微量で細胞の働きを大きく変える強力な化学物質です

濃度を一定に保つことで体の調子は安定します!

そのためホルモン量を一定に保つ「自己制御システム」が備わっています!

 

まずホルモン分泌の3段階構造を押さえましょう

1️⃣ 視床下部(脳の一部) 大ボス
 ➡「放出ホルモン(例:CRH=副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)」を分泌

2️⃣ 下垂体前葉 中ボス
 ➡「刺激ホルモン(例:ACTH=副腎皮質刺激ホルモン)」を分泌

3️⃣ 末梢内分泌腺(この場合:副腎皮質) 子分
 ➡「(末梢)ホルモン(例:コルチゾール)」を分泌

この3つが階段状に連携して、ホルモン量を調節しています!

 

末梢のホルモン(コルチゾールなど)が上昇すると
視床下部や下垂体に「もう十分だよ」とブレーキをかける仕組み

 

これが負のフィードバックシステムです!

 

Q2. 負のフィードバックのロングループとショートループの違いがわかりません( ;∀;)

ショートループは、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンを大脳皮質で分泌され、脳下垂体前葉の束状帯で分泌される流れのことですか?

A2. 質問ありがとう! 

質問後半部分は用語の理解が混乱していますのでまず訂正しますね

        ↓

・大脳皮質:ホルモンを分泌しません

(感情やストレスで視床下部を刺激することはあります)
・束状帯:副腎皮質の一部で、コルチゾールを分泌します

用語は正確に理解しましょう!

 

さてショートループとロングループの違い

ショートループ :下垂体ホルモン(例:ACTH)が視床下部に作用

⇒ ACTHがCRHの分泌を抑える

 

ロングループ  :末梢ホルモン(例:コルチゾール)が視床下部・下垂体に作用    

⇒ コルチゾールがCRHとACTHの分泌を抑える

 

つまり

ショートループ:

2階(下垂体)から3階(視床下部)へのブレーキ

ロングループ:

1階(副腎皮質)から2階・3階へのブレーキ

 

正しいイメージは

視床下部 ─CRH─▶ 下垂体前葉─ACTH─▶ 副腎皮質(束状帯)─コルチゾール─▶ 全身
↑                         │                         │
│←── ショートループ                         │
│←────────── ロングループ ───────────│

 

 

 

 

 

 

看護学校よもやま話2025(1)解剖生理III(血液) 『血液系難しいです… 勉強の仕方を教えて欲しいです( ;∀;)』にお答えします!

微生物学単位認定試験もまずまずの成績でほっとしました(^_-)-☆

 

9月から解剖生理IIIの講義(血液)を担当していますが、、、

アンケートにお悩みコメントを発見、、、

勉強法のアドバイスと質問にお答えします!!

 

Q1. 血液系難しいです… 勉強の仕方を教えて欲しいです( ;∀;)

A1.  どの科目にもあてはまる以下の原則を念頭に勉強しましょう!

原則1:単なる名前暗記ではなく「働きと関連」させると記憶に残りやすい!

①「構造」と「機能」をセットで覚える
赤血球 → 酸素を運ぶ → ヘモグロビンと関連づける
白血球 → 体を守る → 好中球=細菌、リンパ球=ウイルス、と役割を分けて理解
血小板 → 血を止める → 止血機構とセットで考える

 

原則2:ノートまとめを“図解中心”にする → 試験前に一目で整理できる
②「全体像」を図にまとめる
血液の成分をパイチャート(血漿55%・血球45%など)で描く

白血球の種類を分岐図にして覚える(好中球・好酸球・好塩基球・リンパ球・単球)

 

原則3:「血液検査で何がわかるのか?」を意識すると実習や臨床で役立つ
③「臨床と結びつけて考える」
貧血=赤血球やヘモグロビンの異常
感染症=白血球数の変化を伴うことが多い
出血傾向=血小板や凝固因子の問題

 

原則4:抽象的な数字をイメージ化して定着させる
④「数値や単位」を“身近なイメージ”で覚える
赤血球数:数百万/µL → 「人口に例える」

 例:大阪市人口は281万人 これは 赤血球だったら 貧血
ヘマトクリット:男性45%前後 → 「血の半分近くは赤血球」

 

原則5:血球を“旅するキャラクター”のように捉えて流れを理解!
⑤「ストーリー」で覚える(循環の流れに組み込む)
肺で酸素を受け取った赤血球が全身へ → 酸素を届ける → 二酸化炭素を受け取り静脈へ

原則6:複数の感覚を使って記憶を強化!
⑥「見て・描いて・話して」覚える
図を描く(視覚)
手で書く(運動感覚)
友達に説明する(言語) 

 

コツコツ学んでください(^^♪

 

Q2. 内因系凝固で血液をガラス管に入れると固まるのは、蛋白質の表面が(-)陰性荷電だからですか?

内因系でも最終的にはフィブリノゲン→フィブリンができるのですか?

A2. 質問ありがとう。

結論から言いいます!

「内因系は“ガラス(陰性荷電)に触れて反応が始まる”、外因系は“組織因子が出て始まる”、でも最後はどちらもフィブリンの網を作る」

・ガラス管に入れると血液が固まるのは ガラス表面の陰性荷電が因子XIIを活性化するため
・内因系も外因系も最終的には フィブリノゲン → フィブリン という同じゴールにたどり着く

 

少し詳しく補足しますね!

内因系は 血管内皮の損傷や異物表面に触れることで始まります。


ガラス管の表面は陰性荷電 を帯びているので
血液中の凝固因子 XII(Hageman因子)は、この陰性荷電表面に接触すると活性化(XII → XIIa)し、これが内因系の最初のステップで、そこから XI → IX +VIII →X へとカスケードが進みます!   (a = activated 活性化された)

血管内皮細胞が損傷し外側にある露出したコラーゲン(タンパク質)に接すると? 

蛋白質の表面は陰性荷電」であるためガラスの表面に接したのと同じように内因系凝固が始まります!

 

質問の後半部分を補足しますね!

内因系の最終段階はどうなっているのか?

内因系も外因系も、途中経路は違っても

活性化第X因子(Xa)以降の共通経路 に合流します!

Xa + V + Ca²⁺ + リン脂質により プロトロンビナーゼ複合体 が形成される
プロトロンビン(II) → トロンビン(IIa)
フィブリノゲン(I) → フィブリン(Ia)
フィブリンが網目状に重合し(XIIIが関与)、血小板とともに 血栓(血餅) を形成


したがって 内因系の最終段階はフィブリノゲンがフィブリンになること」で正解 です!

理解するためには勉強法アドバイスのように図示して身につけましょう!

 

南大阪看護専門学校1年生諸君! 微生物学試験、一発合格よろしくね!!

南大阪看護専門学校1年生のみなさん!
夏休み、楽しくすごしてますか?

 

9月2日火曜日の微生物学単位認定試験に向けて
押さえておくべき重要ポイントのアドバイスです(^_-)-☆

試験時間:45分

看護師国家試験形式の多肢選択問題30問 1問3点で計90点
TORCH症候群についての筆記問題1点×5問 計5点
平常のアンケート提出回数に応じた平常点 最高5点
(提出回数/15×5点 四捨五入で点数を加算)  
合計100点:60点以上合格


以下のポイントは絶対に復習しておいてください

 

(1)感染経路と病原体 感染対策(PPE)
医療従事者にとって必須の知識(^_-)
経気道感染や母子感染はしっかりとおさえましょう!
(教科書p68 表5-3、p71 表5-6)


(2)食中毒(教科書p66 表5-2)
経口感染のなかでも食中毒は国家試験によく出題されます!
食中毒防止にはいろんな手段がありますが、、、、
①食品の加熱 
②食材の冷蔵庫での保管
それでも食中毒を防止できない細菌があるよね?

 

(3)消毒・滅菌(教科書p131 表7-1、表7-2)
表7-1の効力レベルと用途を含めて理解しておきましょう
いちばん厄介な細菌〇◎(漢字2文字)をどのように消毒や滅菌するのかな?

 

(4)ワクチン(予防接種) (教科書p190 表10-6、p191 表10-7)
ワクチンの種類(生ワクチンvs不活化ワクチン)をまずおさえましょう!
定期接種かどうか?
接種回数は? 

筋肉内注射するワクチンは?(日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会)https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20220125_kinchu.pdf
リンクから確認してください!!

 

(5)代表的な微生物による病気について
世界三大感染症
セックスで感染し女性不妊の原因となる病原体
大阪(特に西成区)の罹患率日本No1の病気!!
HIVや肝炎など

 

(6)生体防御、免疫の概略
免疫グロブリン(抗体)の種類を確認しておこう!
(教科書p93図6-1、p111表6-2、p112図6-12)

 

 (7)感染症法の対象疾患
(p182 表10-3)

 
一発合格、よろしくね (^^♪

看護学生、ICLS講習会タスク応援ありがとう(^_-)-☆

6月1日に開催した第27回南大阪病院(住之江)ICLSコース

 

タスク参加の臨床工学科スタッフ1名および南大阪看護専門学校2年生3名

休日の お手伝い ありがとうございました!

看護学生タスクからのコメントです!

 

K1さん

講習会をお手伝いして貴重な学びを得ることができました☺

これまで授業でも胸骨圧迫について学びましたが

十分に理解・習得できていなかったことを実感しました( ;∀;)

 

また初めて実際に除細動器で電気ショックの操作も体験することができました💛

救急現場さながらの環境で

多くのことを経験させていただいたことで

自分自身の解剖生理学に関する理解の浅さを改めて痛感しました、、、

 

今後自信をもって対応できるよう学習を継続していきたいと感じました!

K2さん

救急処置について詳しいところまでたくさん教えて頂けてとても勉強になりました!

 

受講生の方が救命処置を行っているのを見学させて頂いて

チームワークの大切さを実感し

とくに周りを見て声掛けをする事が重要だと感じました!


『自身の解剖生理学の知識がまだまだ足りない』と実感したので

これからも勉強を続けていきます!
ありがとうございました!

また機会があれば参加したいです

 

K3さん

実際の救命現場を想定した貴重な体験をさせていただきました!

気道確保の技術や胸骨圧迫の質、AEDの使用など

実際に体を動かして体験したことで

自分の課題や今後さらに学ぶべき点が明確になりました!!

 

今まで教科書や講義で学んできた知識でしたが

シミュレーションを通して実際に体を動かしながら行うことで

その重要性と難しさを実感しました( ;∀;)


特に印象に残っているのは

心停止の発見からチームで連携して対応していく一連の流れです!

限られた時間の中で

状況判断や役割分担を行いながら迅速に対応する力が求められ

「一人では救えない命もチームであれば救える」ということを強く感じました!

 

緊急時における冷静な判断力とコミュニケーションの大切さも認識しました!

今回のICLS研修を通して

「いざというときに動ける看護師」になるための

第一歩を踏み出せたと感じています!

 

今後も継続して知識と技術を磨き

患者さんの命を守る力を身につけていきたいです(^_-)-☆

 

南大阪看護専門学校1年生諸君! 病態生理IVの試験、ここを押さえておこう!!

3月13日の病態生理IV単位認定試験が近づいてきました!


担当部分の脳神経は55点満点 
多肢選択式問題 25問 1問2点 50点+平常点5点

 

それでは復習しておくべきポイントをお伝えします!

頭部外傷時の画像所見

出血や血腫の部位を理解するため

脳の周りの『膜』の位置関係もしっかりと復習しましょう

教科書p166 図5‐32 繰り返し眺めてください

脳の各部位の機能と解剖

大脳における運動、感覚、言語、視覚中枢をしっかり把握

視床下部、脳幹部、小脳の機能も忘れずに!

 

12対の脳神経と神経学的診察法
神経の名前と役割(機能)をきちんとおさえましょう(p31‐p33)

 
副交感神経線維を含む脳神経は4つ(p34 表2-1 p35 図2‐17)

神経学的診察について

教科書p82-p87    とくにp83 図4-1、図4-2は目に焼き付けておきましょう!

 

意識障害の評価方法
主な評価方法2つ! 

教科書p51-p52

どちらも使えるようにね!

 

脳死の判定基準 (教科書p55 表)
必要な検査をしっかりとおさえましょう

 

頭蓋内圧亢進に伴うバイタルサインの変化
脳圧が上がると、、、、
とくに目につく呼吸の異常は?(教科書p72)

 

認知症および軽度認知障害(MCI)
大きな社会問題となっている認知症といえば「?」型認知症!!
教科書p223-p232(教科書p225 表5-18)

 

運動神経と神経筋接合部での筋収縮のメカニズム

上位ニューロンと下位ニューロン

筋力低下の原因がどこにあるのか?

ざっと理解しておいてください!

 

試験直前の最後の土日

有意義につかってね!

 

一発合格して春休みを楽しみましょう!

看護学校よもやま話2024(27)病態生理IV(脳神経) 『ブログ投稿』の質問にお答えします!

今年度の担当講義もあと2回!

 

前回の脊髄疾患の講義アンケートでは

・今回の授業は、今まで受けた授業の中で一番難しく感じ、理解を繋げ、振り返りをして更に理解を深めないと、と感じました!

・10番目の迷走神経の大事さがわかりました!

 

解剖生理を押さえおくことが疾病を理解する大前提ですよね、、、

 

いただいた質問に解剖生理を復習しつつお答えします

Q ブラウン=セカール症候群の内容を教科書で読みましたが、とても興味深いものでした。下位伝導路と上位伝導路で、大脳皮質から指令をするのと、筋や皮膚から伝達する違いがあるために不思議な現象が起こるのでしょうか?教えてください。

 

A 質問ありがとう!

ブラウン=セカール症候群(Brown-Séquard syndrome)は、脊髄腫瘍などにより脊髄の半側が損傷されることによって生じます!

教科書p183 図5‐36をみてください

引用で図が縦長になってしまいました、、、、( ;∀;)

 

病変レベル(図の赤)は後根から入ってくる

すべての入力がブロックされ

図の黄色、青色(同側の青は省略されているので想像してね)

腫瘍などで圧迫された側のすべての知覚がブロックされるため

全部の感覚を失います!

 

病変以下のレベル

①脊髄への情報入力(感覚)は後ろから(後根→後角)

教科書p44 図2‐25 a bをご覧ください!

温痛覚

aのように脊髄レベルで直ちに交叉し(逆の側にゆく)

対側を上行し視床へ 

→外側脊髄視床

 

位置覚・振動覚・識別性触覚

bのように同側の脊髄(後索)を上行

延髄で交叉(逆の側にゆく)したあと視床

→脊髄後索路

 

つまり末梢からの感覚入力経路が

脊髄内の異なる伝導パターンをとることにより

障害部位以下では

損傷側の触覚・深部感覚が障害
反対側の温痛覚が障害
感覚障害は解離します!

 

②脊髄からの出力(運動)は前から(前根→前角)

教科書p42 図2‐24をご覧ください!

大脳皮質からの運動指令は錐体路皮質脊髄路)を通って

延髄で90%が交叉し(逆の側にゆく)

対側の脊髄を下行

 

→脊髄の半側が損傷されると?

損傷と同じ側に運動麻痺が生じます!

(下位運動ニューロンは損傷されていないため筋緊張は亢進することが多い)

 

まとめます!

ブラウン=セカール症候群では

それぞれの神経経路の交叉場所(逆の側にゆく場所)の違いにより
運動と深部感覚は損傷側で障害されるのに対し
温痛覚は反対側で障害されるという点が
最も特徴的なポイントになります(^^♪

看護学校よもやま話2024(26)病態生理IV(脳神経) 『ブログ投稿』の質問にお答えします!

脳神経5日目『中枢神経感染症 髄膜炎など』の講義 

無事終了しました(^_-)-☆

アンケート提出率はやや低め、、、

・生徒が前に出て第4、6、11、12神経はどのような働きをしているかを実際に大画面でみると話だけ聞くよりも覚えやすいです!

・脳神経の復習が面白くて覚えやすかったです!

 

脳動脈とおなじように体で覚えましょう!!

 

ではいただいた質問にお答えします

Q1. クロイツフェルトヤコブ病は、遺伝的なものだと思っていましたが、髄膜炎と同じように感染するのですか?

 

A1. 質問ありがとう!  

クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)とは?

異常なプリオン蛋白が脳に蓄積することによって発症するプリオン病の一種

髄膜炎とは異なる感染経路を持つ病気です!

次のようなタイプがあります

①原因が不明で遺伝的要因が疑われる孤発性CJD

プリオン蛋白遺伝子の変異による遺伝性CJD

③医療行為(ヒト由来の乾燥硬膜や角膜移植手術、ヒト下垂体由来の成長ホルモンの使用)によって感染する医原性CJD

牛海綿状脳症BSE)に感染した牛の特定危険部位を摂取して感染する変異型CJD

 

頻度は高くありませんが

③④のように医療行為や特定の食材摂取が感染経路となる点

注意が必要です!

 

Q2. 教科書にはがん性髄膜炎、無菌性髄膜炎が載っていましたが頻度はそんなに高くないものですか?

A2. 質問ありがとう!

がん性髄膜炎は、がん細胞が脳や脊髄の髄膜に広がることで発生し

がんの種類(胃がん、肺がん、乳がん白血病

がんの進行度によっても頻度は異なります!

一般的にがんの転移によることが多く予後はよくありません( ;∀;)

 

無菌性髄膜炎

細菌が検出されない髄膜炎のことを指し

主にウイルス感染が原因です!

エンテロウイルス属が最も多く

夏から秋にかけて流行し

幼児や学童期の子供に多く見られます!

細菌性髄膜炎と異なり良好な経過をたどることが多いです!

 

小児肺炎球菌ワクチンやHibワクチン接種により

小児の細菌性髄膜炎は患者数が減少しましたが

ウイルス性髄膜炎は年間6000人程度報告されています!

 

Q3. 脳室ー腹腔シャント手術の“圧可変式バルブ”“過流出防止バルブ”を最近では挿入することが多いと教科書にありますが、圧の変換などはどのようにするんでしょうか?また、この方法が出来るまではどうしていたんでしょうか?

A3. 質問ありがとう!

流量調節ができない古いタイプの問題点

①髄液の過剰排出・排出不足

立位時に重力の影響で過剰に髄液が排出→頭痛、めまい、吐き気を引き起こす

十分に髄液が排出されない場合→水頭症の症状(頭痛、嘔吐、意識障害など)が持続

 

②体位の影響

臥位では排出不足、立位では過剰排出という問題

③シャント機能不全時の対応困難

圧が固定されていると閉塞や感染時の対応が困難

 

これらの問題を解決するため

可変式圧力設定、流量制御、重力依存型の機構など

さまざまなバルブ調節機能が開発されました!

 

可変式圧力バルブ(adjustable pressure valve)では

専用の磁気調節器プログラマー)をバルブ上にかざし

外部から非侵襲的に圧力設定を変更調節できる『磁気式バルブ』 

脳脊髄液(CSF)の排出圧が調節できます!

 

そのほか

一定の流量を超えると自動的に抵抗が増し過剰排出を防ぐ仕組み

流量依存型バルブ

立位時に過剰排出を防ぐため重力で弁が閉じる仕組み

体位変化による調節

などなど

テクノロジーの進歩すごいです(^_-)-☆