研修医よもやま話2023 その(1) 新研修医および副センター長を紹介します

あっという間に4月!!

 

南大阪病院の各部署にレッシュな新人たちがやってきましたが、、、

今年の臨床研修医は、、、、1名のイケメン男子のみ ( ;∀;)

 

4月から教育研修センター副センター長に就任いただいたばかりの

森本先生(消化器内科)と共に

彼の成長をしっかりと見守りたいと思います!!

 

それでは”こーすけ”新研修医の自己紹介をどうぞ!

大阪公立大学卒の「こーすけ」です。
大学では水泳部に所属していました。

水泳部といえば

引き締まった身体と思われるかもしれませんが、、、

今の僕はだいぶ太っています 笑
なので、これからジムに通って痩せたいと考えています。

僕の趣味は野球観戦

特に阪神タイガースのファンなので

よくその試合を観ています。


他に去年のサッカーワールドカップから

三笘薫選手のファンになり

彼の試合もよく観ています。

 

不安なところも多くありますが

1年間頑張っていきたいです!

ご指導よろしくお願いします!!

 

研修医よもやま話2022(5)1年間お世話になりました

3月末!!

慌ただしく日々が過ぎてゆきますが、、、

先週3月22日

2022年度研修医4名は院内の学術懇話会で症例発表を無事終え

病院横の公園の桜も満開間近です!

それでは

3月末で1年目研修を終える彼らからのメッセージをどうぞ💛

 

研修医 たろう

一年間、大変お世話になりました!


4月時点では知識が足りないだけでなく

国家試験後に遊び呆けたせいで

覚えておかなければならなかった内容まで

耳から流れ出した状態からのスタートでした。

 

私自身は基本的に人付き合いが苦手な方で

自業自得とはいえ

『こんなポンコツな研修医が指導医と上手くやっていけるのだろうか』

と不安感が強かったのを覚えています。

個人的に最も肝に銘じた指導内容は

「言われたことは一回で身につける」ということでしょうか。

実技然り 知識然り

一昔前はそもそも知ってない事自体を怒られることもあったと聞くことがありましたが、今は全くそんなことはありません。

1度きりしか教えないなんてこともなく

聞けば何度でも教えてくれる先生ばかりで温かな環境です。

怖がる必要は全くありませんでした。


ですがその環境にぬくぬくしていた私は、ある指導医に教えていただきました。


「同じことを何回も教える段階では、新しいことを教えにくい。それで損するのは結局自分自身なんだから、せっかくなら一回で身につけたほうがいい」


優しい先生が沢山います。

楽しんで研修していける、とても良い病院です。

そしてそれだけでなく、自分を高める努力にしっかり応えてくださる先生ばかりです。


今後も、精進していきたいと思います。

一年間、ありがとうございました。

 

研修医 よっしー

(工事中 🚧)

 

研修医 かたり

1年間本当にお世話になりました。
症例登録のためこの1年間のカルテを振り返ってみる

本当に色々な症例を経験させて頂き

色々なことをご指導いただきました。

学生の頃はコロナでの実習中止もあり

現場の雰囲気をあまり掴むことが出来ないまま

去年4月から働き始めることになりました。

 

当然右も左も分からない状態でてんやわんやでしたが

この1年間で1歩1歩確実に成長をしていったと実感しております。


狭い業界ではありますので

またお会いする機会がある方も多いとは思います。

さらなる成長をした姿をお見せするために

これからも切磋琢磨していく所存です。
改めて1年間本当にありがとうございました。

 

研修医 ゆうじろう

寂しいことにもう南大阪病院での研修期間が終わってしまいます。

ゆうじろうです。

この一年間、様々な分野でたくさんのことを学び、成長することができました。

この病院での経験は貴重なもので将来の医師としての基盤となるものです。


一緒に学んだ研修医、近くで支えてくださった新藤先生、

そして全ての病院関係者の皆様に心から感謝の意を表します。

 

お忙しい中、多くのご指導ご支援をいただきました。

今後も、この病院での経験を生かし、

チームの一員として患者様に貢献できる医師を目指して

成長し続けたいと思います。


最後に、この病院での一年間は、忘れられない思い出となりました。

皆様に感謝を込めて、この場を借りて退任の挨拶とさせていただきます。

 

 

 

 

 

看護学校よもやま話2022(20) 1年生諸君!病態生理IV 脳神経、ここを押さえよう(^_-)

はや3月

春もすぐそこです🌸

さて病態生理学IVの単位認定試験日は3月13日月曜日に決定!


わたしが担当する脳神経の部分は55点満点 
多肢選択式問題 25問 1問2点 50点+平常点5点
みんな、スパッと合格してね (^_^;)


お待ちかねの復習ポイント
1)脳を保護する膜(教科書p39)

硬膜は?
クモ膜下腔は?
出血や血腫の部位が理解できるようにしっかりとイメージを焼き付けましょう
 
また外傷による頭蓋内のいろいろな血腫がCT画像ではどうみえるのか?
教科書p155をみてしっかりと復習しましょう

2)12対の脳神経と神経診察
神経の名前と役割(機能)をきちんとおさえましょう(p35‐p36)

三叉神経(5)と顔面神経(7)
違いをしっかり復習してね(^o^)丿
 
また脳神経に副交感神経線維を含む神経は4つありますが(p38 表2-1 図2‐17)

交感神経副交感神経は体にどのように作用するのか?
しっかり復習しましょう(^_-)-☆

神経学的診察についてもp89‐p93を確認しておこう!

 

3)意識障害の評価方法
主な評価方法2つ!
教科書p56 p57 要チェック(^o^)丿

 

4)脳死の判定基準 (教科書p59 表)
しっかりとおさえておこうね(*^。^*)

 5)頭蓋内圧亢進に伴うバイタルサインの変化
脳圧が上がると、、、、
呼吸・循環はどうなるのか ?(教科書p78)
見落としたら、、、生命危機(ー_ー)!!

とくに目につく呼吸の異常は?
看護師さんにとって重要なアセスメント項目だよ

 

6)大きな社会問題となっている認知症および軽度認知障害(MCI)
代表的な認知症といえば「?」型認知症!!
教科書p225-p233

 

7)パーキンソン病も大切!
教科書p192-p198

ビデオ映像の 歩行、表情、しぐさ 思い出してね
どう生活指導すればいいのかな?
 
無事進級できるようしっかり勉強してね(^O^)!

医学生 外ポリ体験記 2023

久々のブログ更新です!

南大阪病院で4週間臨床実習(2023年1月)を行った医学生Sくんから

振り返りをいただきました

次の実習先で忙しいなか、ありがとうございます!

以下Sくんからの振り返りです(^^)/

 

はじめまして、大阪公立大学医学部5回生のSです。

 

大学のカリキュラムの一環で1月10日から4週間

南大阪病院で臨床実習をさせていただきました。

お忙しい中、実習を受け入れてくださったこと

たくさんご指導いただいたこと本当にありがたく思っております。

 

基本的には「消化器内科」で実習させていただき

水曜の午前のみ「総合内科」での実習というスケジュールで

大学病院以外の病院で4週間も実習するのは今回が始めてでした。


メインの消化器内科では検診はもちろんESDやERCPなどのハイレベルな内視鏡手技を含

めたいへん多くの内視鏡検査を見学することができました。

さらに教育用シミュレーターを使って実際に内視鏡を持たせていただき、練習させてい

ただく機会がありましたが、、、

下部消化管内視鏡はとんでもなく難しい( ;∀;)

(、、、スムーズに挿入できませんでした)

消化器内科の先生方はもちろん研修医のY先生が

シミュレーターに内視鏡をすんなりと挿入してゆかれるのを目の当たりにし
「先生方はすごい、、、」 改めて実感しました!!


また4週間内視鏡センターで実習に取り組んだおかげで、内視鏡画像の解釈力

(どの部位なのか、胃の粘膜萎縮の有無 etc)は実習前と比べて大きく上達しました(^^)/

 

総合内科では身体診察を中心にご指導いただき

火曜日朝の研修医勉強会で呼吸音の聴診について学んだ翌日の総合内科外来、、、、

患者さんの呼吸音を聴診させていただいた際、異常所見が聴きとれました💛

S先生から「勉強直後のタイミング、、、運がいいね」とコメントが、、

 

「肺葉・肺区域」を意識して聴診すること!!

これを念頭に今後も聴診のスキルアップに励んでまいります

 

また深部腱反射に関しては目から鱗が落ちました

患者さんから『がんばって』と励まされつつ

打腱器を用いた正しい(?)腱の叩き方を指導いただき、、、

今まで苦労していた上肢の深部腱反射

しっかりと確認できるようになりました!
(忘れないうちに復習し、しっかり身につけよう決意しました)

外来での医学生の診察を快諾してくださった多くの患者さんに

感謝の気持ちでいっぱいです。

 

始まる前は

「大学は2週間で科が替わったから4週間は長いやろなあ」

と思っていたのですが、、、

あっという間の4週間でした!!

 

研修医室で同室させていただいた研修医の先生方やS先生はもちろん、消化器内科の先

生方、看護師の方々、臨床工学技士の方々、みなさんによくしていただいてとても実の

ある実習となりました。


この4週間で学んだことを忘れずにこれからも頑張っていきたいと思います。


本当にお世話になりありがとうございました。

心から感謝申し上げます。

研修医よもやま話2022(4)総合内科外来研修で感じたこと

2022年もあと1週間、、、

研修医が外来研修で感じたことをまとめてくれました

久々にブログを更新しますね💛

 

最近めっきりと寒くなってきました!
お久しぶりです、、、研修医のかたりです!!


時の流れは早いもので、、、、

もう2022年が終わろうとしています(早すぎる!)

 

今回は総合内科での外来研修について書きます


われわれ研修医は初期臨床研修2年の間に

規定日数の一般外来研修が必修で

このハードルを超えるため外来で奮闘しています!

 

私は5-6月の循環器内科ローテート中に

週1回の外来研修を行いました!

1回目の時は右も左もわからず、、、

必死で問診や診察、診療録を記載したものの

(気持ち的には、、、)ほぼ後ろで見ているだけでした!

 

5ヶ月のブランクを経て

内科ローテート中の現在

2回目の外来研修中です

 

とはいえもう医師になって半年以上、、、

『今回の外来は卒なくこなせるはず、、、』

と思いきや


『あかん、こんな症状、、、どう問診すればええんや?』
『他の鑑別疾患って何? そもそも本命の1つが思いつかへん!』
『何か取りのがしてる身体所見あるかも…』

 

久しぶりの総合内科外来

考えることが多すぎて頭がパンクしそうでした!

救急外来にはよく行っていたものの

やはり総合内科外来とは勝手が違います( ;∀;)


中でも1番違うところ

「漠然とした主訴の患者さんが多いところ」

だと感じました!


「昨日からお腹が痛い」なら分かりやすいのですが

「半年前からなんとなくだるい感じがする」と言われると

思わず『そこまで重症じゃなさそう』と思ってしまいます、、、


しかし患者さんが病院を受診されるということは

不安も強くそれだけ心配されて受診されているわけですし、、、

 

何より見逃してはいけない重篤な疾病の患者さんが

何気なく受診されている可能性もあります

 

 

患者さんに了解いただいたうえで

自分なりに問診・身体診察をがんばりますが

限界が、、、

 

そんなときバトンタッチして新藤先生の診察を見ていると

新たな発見がたくさんありした!!


ただの雑談のように見えても、、、

普段の食生活や業務の把握がバッチリですし、

会話のテンポが掴めます💛

 

そしてテンポ良く会話することで

聞きそびれていた症状に関する情報が

患者さんの口からどんどんと出てきます!!

 

身体診察の技術などは言わずもがなですが

そういった患者さんと信頼関係を築ける問診や身体診察技術も

今回の外来研修で学ばせていただきました(^_-)-☆


この経験をこれからの研修や今後の医師人生に

しっかりと活かしていきたいと思います!


2ヶ月間ありがとうございました!

看護学校よもやま話2022(19) 1年生諸君!解剖生理III 血液・内分泌、ここを押さえましょう(^_-)

10月末

昼間はとってもすごしやすい気候です!

来週は単位認定試験

がんばってね

[出題方針]

担当部分(血液・内分泌)の配点 は40点

授業アンケートの返信状況に応じて

平常点(最大4点)をさしあげます!

 

出題形式は多肢選択式問題

18問 計36点 (1問2点)

内分泌 9問

血液 9問

 

『血液』の出題ポイント

①血清と血漿の違い

➁赤血球の分化成熟から最終処理までの一連の流れ

③リンパ球など免疫応答のあらまし

④血液型について

⑤止血機構のあらまし

 

『内分泌』の出題ポイント

①内分泌と外分泌の違い

➁ホルモンの作用

③ホルモンの産生部位

④負のフィードバックシステム

 

過去のブログのリンクを貼っておきます

(注意:ページ数は古い教科書のため違います 図を目印に!!)

2021年度(血液)

看護学校よもやま話2021(5) 1年生諸君!解剖生理III(内分泌・血液)試験 血液アドバイス (^_-)  - 清心事達 日々の学び in 南大阪病院 (hatenablog.com)

 

2020年度(血液)

看護学校よもやま話2020(4) 1年生諸君!解剖生理III(内分泌・血液)試験 血液アドバイス (^_-) - 清心事達 日々の学び in 南大阪病院 (hatenablog.com)

 

2020年度(内分泌)

看護学校よもやま話2020(3) 1年生諸君!解剖生理III(内分泌・血液)試験 内分泌アドバイス (^_-)  - 清心事達 日々の学び in 南大阪病院 (hatenablog.com)

 

2019年度(内分泌)

看護学校よもやま話2019(6) 1年生諸君!解剖生理III(内分泌・血液)試験がんばってね (-_-;) その2 - 清心事達 日々の学び in 南大阪病院 (hatenablog.com)

 

 

看護学校よもやま話2022(18) 看護学生からの質問に答えます (^_-) 血管内だとフィブリンはプラスミンによって溶解されますが、皮膚の表皮まで傷ついた場合(擦り傷など)では表面の瘡蓋となる部分はプラスミンで回収されないのですか?

解剖生理III2回目のアンケート、、、

微生物学単位認定試験とかぶってしまいとっても低い提出率でした( ;∀;)

いくつか感想を紹介します

Dダイマ血栓のことを知らせてくれたりと、人間って凄いと思った

・止血の方法が2段階であることに驚きました(血液の凝固反応カスケードをしっかり覚えようと思いました)!

バファリンを飲んでいる人は納豆を食べてはいけない( ゚Д゚)

⇒ここ間違ってますよ!!! 

バファリンではなくワルファリン

試験の肝です!!

・赤血球と血小板には格がない

⇒格ではなく これも試験の肝だよ!

 

ではお寄せいただいた質問にお答えします!

Q1.  血管内だとフィブリンはプラスミンによって溶解されますが、皮膚の表皮まで傷ついた場合(擦り傷など)では表面の瘡蓋となる部分はプラスミンで回収されないのですか?

A1.  質問ありがとう

なぜ線維素溶解(線溶)のしくみが備わっているのでしょうか?

⇒血管の開通性を保って血液を流し続けるため!!

 

血管の壁が損傷して”穴”があくと、、、

血液が漏れ出しちゃいますよね?!

 

とりあえず”穴”を塞ぐことが大事

⇒血小板やフィブリンが血栓形成することで

”穴”は塞がり血液の流れを確保!

 

さて血栓が大きいため血液が流れにくくなったり

血管内皮細胞が再生して血栓が不要になった場合

 

血栓を取り除く必要があります!!

 

ここで肝臓で作られた『プラスミノゲン』が登場!

血管内皮細胞は

じゃまなになった血栓(フィブリン)を除去するため

tPA(組織プラスミノゲン活性化因子)を血液中に放出します

 

tPAは血栓(フィブリン)にくっつくと

おとなしく血液中を流れている『プラスミノゲン』を変身させます!

 

『プラスミノゲン』の一部を切断し『プラスミン』に、、、

 

『プラスミン』は血栓(フィブリン)を強力に分解する酵素活性をGETして

線溶(プラスミンがフィブリンを分解しFDPやDダイマーができます)がおこります!

 

おかげで血液の流れは回復💛

 

さてご質問の体表に生じた瘡蓋(かさぶた)、、、

フィブリンがあっても

血液の流れを邪魔してないですよね?

 

『プラスミン』ががんばらなくても

乾燥して退縮した血栓

傷が修復されたあと、、、はがれおちて役割を終えます!!