NHKで放映されている総合診療医ドクターG!
世の中の健康志向を反映してか、一般の方も視聴を楽しみにしておられます。
TVの症例は、やや難しめですよね。
一般人すごいぜ!
世の流れに乗り遅れないため、うちの研修医たちもさっそくカンファレンスに挑戦!
ぴちぴちの研修医たちは、まず王道の“医療面接(問診)”、“身体診察”の議論から!
患者さんに確認したいこと、診察したいことを、おのおの自由に、具体的に質問してもらいました。
活発に質問が飛び出し、みんなのポテンシャルの高さがうかがえます (。◠‿◠。)
今回の診断の決め手は、”心雑音”!
さすがに具体的な心臓の弁疾患がみんなの鑑別に挙がってきました。
心臓超音波検査の所見が決定打になりそうです。
でも検査所見の用紙をみて正解しても味気ないですよね。
そこで循環器内科で研鑽中のK先生に
“心臓超音波検査の画像をみて、皆に助言よろしく!”
と振らせていただきました。
さあK先生の思いはいかがでしたでしょうか?
(以下 K先生のお話です)
はじめまして。
今日は第1回ケースカンファレンスがあったので、振り返ってみますね。
“研修医”、“ケースカンファレンス”といえばおなじみのテレビ番組ドクターGのように研修医たちが疾患を鑑別していくというものです。
国試が終わってから2か月あまり!
医学知識が幾分か抜け落ちた部分もあり、鑑別を2つあげるのが精一杯でした。
病歴の問診?
検査結果を経て疾患を除外??
新たな疾患の可能性が浮上????
頭はすぐにパンパンになりました (ू˃̣̣̣̣̣̣︿˂̣̣̣̣̣̣ ू)
いよいよ、診断の決め手となる心エコー検査!
これが終われば最終診断です。
いま循環器内科で研修をしているため、私に指令が入りました!
“エコー所見をわかる範囲でみんなに提示してみましょう”
“ぶっ!”(まさか!ここでいまの研修到達度チェックがやってくるなんて!)
そんな事態を予想していなかった私!
プレッシャーのため小さな胸が押しつぶされそう。
”あれ?” (基本はおさえたはずなのに、所見のとらえ方があやふやだわ)
カラードップラーの“青色”、“赤色”に目移りしてしまい、しぼりきれません。
結局、大事な所見をみんなに伝えられませんでした (=_=)
次回はがんばるぞ!
また今回のケースカンファレンスでは、心臓聴診のコツもちょっとしたヒントを得ました。
私は、学生のころから探究心は旺盛な方です。
でもついつい“明日やろう”と先送りしがちな怠惰な部分を併せ持っています。
この自分の欠点を常に把握して意識して取り組むことが必要なんですね・・
このカンファのおかげで、
わからないことをその場で解決せずに先延ばししていると、そのまま習得せずに研修が終わっていくだけなのだということを実感しました。
“今研修している科でわからないことがあれば、そのとき、その場で消化していこう!”
が私の改めての目標となりました ٩(๑`ȏ´๑)۶
まだまだ未熟な私ですが、吸収力100%を目指して頑張っていきます!
本家“ドクターG”に出演している研修医たち、凄いなぁ!
次回は看護学生の授業風景をアップしてみます。お楽しみに!