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外科の研修現場で感じたこと (2)

研修医

(A先生のお話の続きです)

ここからは話が少し変わって、最近ふと考えたことについて。

 

突然ですが

「伝える」と「伝わる」ってどう違うんでしょうかね?

 

ヘアアレンジをしたり、ルンルン気分の日  (^O^)!

「どうしたん?今日はデートでもあるん?」と声をかけられたとします。

→これは「伝わる」です。

 

初めての手技に挑戦する時に手が震えたり、手汗をかいたり。

緊張オーラ全開 (・・;)

→これも「伝わる」です。

 

ムンテラ(病状説明)で難しい医学的情報を患者さんに説明する。

これはどちらでしょうか?

 

まず 正確に「伝える」ことが第一段階

その上で

「伝わっている」という第二段階の事実が必要だと思います。

“伝える” というのは一方通行でも成立します

“伝わる” というのは二者の間での双方向の行き来が必要

なのでは?と私なりに考えています。

 

先週、初めて患者さんに手術内容を説明する機会

をF先生から頂きました。

 

F先生がいつも書いてらっしゃる説明の絵を参考に描き、

話の筋道もF先生のいつもの説明の流れを思い出しながら自分なりに準備して、

とても緊張して説明の場に臨みました (^O^)!

 

おしゃべりが嫌いではない私ですが、正式な場面で実際にやってみると、やっぱり予想以上に難しい・・・ (; ̄Д ̄)

F先生の偉大さを改めて実感します。

 

説明終了後にF先生からフィードバックを頂きました。

要点は

① 相手に「伝わっているか」確認しながら話を進めるのが大切

 

② 患者さんから質問されて、想定していなかったやり取りが加わっても、その後の話の筋道がぶれないように、ある程度の受け答えのパターン、自分のストーリーをしっかり用意しておく

 

③ 自分の知識が浅い時に、ついつい

“にっこり”微笑んではぐらかすのはNG   などなど。

 

たしかに、スポーツ選手が試合で疲れ果てたあとのインタビューで、飛び交うマスコミの質問に臨機応変にスラスラ的確な受け答えできているのは、慣れに加え、自分の話のストーリーを常に用意しているからなのでしょうね。

当たり前のことのように日々見ている場面ですが、すごいことなのです!

 

あと、深刻な病状説明の場面で③がふとでてしまったら絶対にいけないなと 

反省 (・・;)

 

これこそ無意識のうちに「伝わる」の例ですね。

 

(次回に続きます)