研修医よもやま話 2019 その(3) ”ちがす”の謎? 再び (-_-;)

研修医のみんなは新人看護師、医学生と一緒に

”輸液(注射)”の研修中 (^o^)丿

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看護部長がパチパチ写真を撮っておられたので

ご挨拶がてら質問しました

 

『うちの病院、”ちがす” 使わなくなりました?』

 

周りにおられた主任さんたちに聞いてくださったところ

い○ま主任 『内視鏡室では”けつがす”です』(*_*)

ほ○の主任 ”この病院にきて初めて『ちがす』って聞いたとき、え、それ何?って感じでした(-_-;) でも逆に看護学校のとき同級生が『けつがす』取るよ、と言われて、『え、お ● ら、取るの?』って思ってびっくりしてたのを思いだしました、ふふふ” (思い出し笑い)

 

”けつがす”も増えつつあるが

どうやら”ちがす”はまだまだ健在らしい!

 

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何も知らない新人職員のために

2016年のブログ文書の一部を再度掲載しますね(*^。^*)

 

当院で研修開始直後の研修医を困惑させるこんな場面があります。

病棟看護師 “〇先生、患者の◎さんの『ちがす』とってください”

 

研修医 “??? (・・;) ”   

(『ちがす』ってなんやろ?)

 

さらに『ちばい』と言われることも! 

研修医が戸惑わないよう解説します(^o^)

 

思い起こせば30年数年前

わたしもピカピカの研修医1年目のとき初体験しました(^_-)

 

“(動脈血)血液ガス”検査のための動脈血採血

 

 昔はディスポの注射器ではなく

滅菌したガラス注射器で採血していました(-_-;)

 

ガラス注射器の内筒と外筒はするすると滑るため、

採血後に指で内筒をうまく固定しないと、あちこちに動脈血が飛んで、、、、、

シーツが血まみれ (ー_ー)!!

 

看護師さんに激怒されたなぁ(-_-;) 

ICUの●さん、まじ怖かった(-_-メ))

 

今は、、、、、

ディスポの注射器ですから 

“安心してください、滑りませんよ!”

 

なぜ『ちがす』と呼ばれるのか?

 もともとは 血液ガス(けつえきがす)

 忙しい臨床現場では短縮する傾向があり 血ガス(けつがす)

 

なぜか当院では、、、、、

この 血(けつ)を 血(ち)と呼ぶ人たちがいます

 

なんでここだけ。。。。

訓(くん)読み?

思わずつっこんでしまいます(-_-メ)

 

『ちばい』についてはもうお分かりですよね!

 

そうです。。。。

血液培養(けつえきばいよう)

を略した血培(けつばい)!

 

研修医の先生方はこう考えてくださいね(^o^)

もともと『けつえきがす』 6文字

忙しい現場では短縮される傾向にある!

 

だから『けつがす』4文字に短縮して

元の66%にディスカウントされて現場で用いられてきた!

 

さらに『ちがす』にすると3文字になり

なんと50%の大ディスカウントになった(^_-)

 

『ちばい』に至っては8文字が3文字まで、

元の38%の超弩級ディスカウント!!

 

すげー!

 

もし『ちがす』とってくださいといわれたら、、、

 

戸惑わず

『けつがす』のことやなと

心の中でさっと翻訳して

患者さんのために

一発で動脈採血を成功させましょう(^o^)丿

 

なおまったくの私見ですが、、、、、

 

50%越え大ディスカウントの『ちがす』、『ちばい』を使うひとたちは

 

“やりくり上手” 

か 

“いらち” 

かどちらかです!

 

どっちかな?

暇なときに考えてみてね(^o^)

 

将来よその病院で勤務したとき

おもわず『ちがす』、『ちばい』と叫んじゃったら。。。。

 

???  (ご自由にご想像ください) 

 

ご注意ください! (^_^;)