研修医よもやま話 2018 その(7)マットレス縫合!楽しかった(^o^)

5月も終盤!

外科縫合研修の2回目についてK子先生が振り返ってくれました

以下K子先生のおはなしです(^o^)丿

 

こんにちは!

南大阪病院研修医のK子です。

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今回は2回目の縫合実習について振り返ってみますね。

 

まず外科T先生から縫合糸についてご講義いただきました

 

研修医、みんなびっくり(°□°;)

なんと紀元前(B.C)から縫合糸があった! (*^。^*)

 

すごい! イエスキリストの生まれる前から?

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糸の種類もさまざま

牛の腸のコラーゲンで作られた腸線

蚕からとれる絹糸

いま主流の合成糸

スチール(金属ワイヤー:骨など強い強度を要求される部位)

などなど


様々な種類のものが使われてきた歴史を学びました♡


それぞれ強さや扱いやすさなどが違うため
「どの糸を使うか?」

診療科や術者の好みで違うそうです!

 

続いて今回の実技課題

①結節縫合

マットレス縫合

について解説いただきました


『どうやって縫合するか』

頭の中で概念は理解できました )^o^(

いよいよ実践開始です

まず結節縫合!


本日の”患者さん”は?

ヒアルロン酸いりの模擬皮膚マット (^-^)

 

プルプルして

なんともいえない触感でした

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ヒアルロン酸、すごい♡♡

 

T先生の教訓

「皮膚に対して針は必ず垂直に入れる!」

 

実際やってみると.......

とっても難しかったです(ー_ー)!!

 

手首を柔らかく動かす必要があります。

さらに傷の見た目(治り)を綺麗にするために

縫い幅を均等にしなければなりません。

 

みんな黙々と“ヒアルロン酸マット”に挑みました

 

研修医一同、手首は固く、幅もガタガタ…

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みかねたT先生から一言

「きみら、心の乱れが現れている…!」

 

肩慣らしの結節縫合.......

 

肩慣らし,,,,,,,,,,,,,

 

肩慣らしでかなり疲れちゃいました

 

でも

「ちょっといい感じになってきたな」

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T先生のお言葉にほっこり♡しました(^o^)

 

さて、縫合には結紮(糸結び)が付き物ですが、
前回の『糸結び』実習の復習となりました。
T先生からは

「前回、教えたから、出来て当たり前やな!!!」


なんというプレッシャー… (-_-)
しかし、緩まないように糸結びすることは、やはり難しく、

できない指の運びについて何度も先生方に教えていただきました。


コツは、

「手元を見るのではなく、結び目を見ること!」


手元を見ずに、片手結び・両手結びができるようにならなければいけません。
日々の練習あるのみ(ー_ー)!!

 

いよいよマットレス縫合
「結節縫合よりしっかり皮膚の割線を合わせることができます 」


治り(見た目)が良くなる ≒ 患者さんはうれしい♡

 

がんばらねば!

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一針目は結節縫合と同じ


二針目は針を持ち替え逆針で!

 

逆針!

 

逆針!!


針の持ち替えが意外と難しく、苦戦…


必死に練習するわたしたち研修医

それを我慢強く見守ってくださる先生方

部屋に真剣な空気が充満(-_-;)

 

研修の最後の10分

一列に並び

黙々とマットレス縫合を繰り返す

研修医たちに変化が!

 

みんなの手の動きにリズムが生まれました

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スポーツでいう”ゾーン”にはいったような?感覚

ちょっと楽しくなりました♡

 

T先生からつっこみがはいりました

なんや、町工場で強制労働させられている人々みたいや!


わたしたち、強制労働させられている労働者?

先生は監督者?

ふと革製品(??)をひたすら作っている自分たちの姿を想像してしまい

一同、爆笑 (^o^)丿

 

T先生

「今日はこれぐらいにしとこーか」

研修医一同

「はーい♡」

なごやかに研修は終了しました (^o^)

 

最後になりましたが、
今回もお忙しいなか、

研修医のために時間を割いてくださった
外科の先生方に感謝します(^o^)丿

 

実際の縫合がうまくできるように
いただいた“プルプル模擬皮膚”

日々練習したいと思います(^o^)