5月も終盤!
外科縫合研修の2回目についてK子先生が振り返ってくれました
以下K子先生のおはなしです(^o^)丿
こんにちは!
南大阪病院研修医のK子です。
今回は2回目の縫合実習について振り返ってみますね。
まず外科T先生から縫合糸についてご講義いただきました
研修医、みんなびっくり(°□°;)
なんと紀元前(B.C)から縫合糸があった! (*^。^*)
すごい! イエスキリストの生まれる前から?
糸の種類もさまざま
牛の腸のコラーゲンで作られた腸線
蚕からとれる絹糸
いま主流の合成糸
スチール(金属ワイヤー:骨など強い強度を要求される部位)
などなど
様々な種類のものが使われてきた歴史を学びました♡
それぞれ強さや扱いやすさなどが違うため
「どの糸を使うか?」
診療科や術者の好みで違うそうです!
続いて今回の実技課題
①結節縫合
②マットレス縫合
について解説いただきました
『どうやって縫合するか』
頭の中で概念は理解できました )^o^(
いよいよ実践開始です!
まず結節縫合!
本日の”患者さん”は?
ヒアルロン酸いりの模擬皮膚マット (^-^)
プルプルして
なんともいえない触感でした
ヒアルロン酸、すごい♡♡
T先生の教訓
「皮膚に対して針は必ず垂直に入れる!」
実際やってみると.......
とっても難しかったです(ー_ー)!!
手首を柔らかく動かす必要があります。
さらに傷の見た目(治り)を綺麗にするために
縫い幅を均等にしなければなりません。
みんな黙々と“ヒアルロン酸マット”に挑みました
研修医一同、手首は固く、幅もガタガタ…
みかねたT先生から一言
「きみら、心の乱れが現れている…!」
肩慣らしの結節縫合.......
肩慣らし,,,,,,,,,,,,,
肩慣らしでかなり疲れちゃいました
でも
「ちょっといい感じになってきたな」
T先生のお言葉にほっこり♡しました(^o^)
さて、縫合には結紮(糸結び)が付き物ですが、
前回の『糸結び』実習の復習となりました。
T先生からは
「前回、教えたから、出来て当たり前やな!!!」
なんというプレッシャー… (-_-)
しかし、緩まないように糸結びすることは、やはり難しく、
できない指の運びについて何度も先生方に教えていただきました。
コツは、
「手元を見るのではなく、結び目を見ること!」
手元を見ずに、片手結び・両手結びができるようにならなければいけません。
日々の練習あるのみ(ー_ー)!!
いよいよマットレス縫合
「結節縫合よりしっかり皮膚の割線を合わせることができます 」
治り(見た目)が良くなる ≒ 患者さんはうれしい♡
がんばらねば!
一針目は結節縫合と同じ
二針目は針を持ち替え逆針で!
逆針!
逆針!!
針の持ち替えが意外と難しく、苦戦…
必死に練習するわたしたち研修医
それを我慢強く見守ってくださる先生方
部屋に真剣な空気が充満(-_-;)
研修の最後の10分
一列に並び
黙々とマットレス縫合を繰り返す
研修医たちに変化が!
みんなの手の動きにリズムが生まれました
スポーツでいう”ゾーン”にはいったような?感覚
ちょっと楽しくなりました♡
T先生からつっこみがはいりました
「なんや、町工場で強制労働させられている人々みたいや!」
わたしたち、強制労働させられている労働者?
先生は監督者?
ふと革製品(??)をひたすら作っている自分たちの姿を想像してしまい
一同、爆笑 (^o^)丿
T先生
「今日はこれぐらいにしとこーか」
研修医一同
「はーい♡」
なごやかに研修は終了しました (^o^)
最後になりましたが、
今回もお忙しいなか、
研修医のために時間を割いてくださった
外科の先生方に感謝します(^o^)丿
実際の縫合がうまくできるように
いただいた“プルプル模擬皮膚”で
日々練習したいと思います(^o^)