市大医学部6回生 Tさん、Nさん は6週間の外ポリでしっかりと学ばれましたヽ(´▽`)/
将来自分が目指す方向や医師としてのあり方
についてヒントをつかまれたようです (^O^)!
来春の国家試験合格をお祈りします!
さて実習中、毎週末に学生さんと一緒に学んだことを振り返ってきました!
Nさんは『病棟、外来でも患者さんの想いを確認しないと治療に際してギャップが生じるなと実感した!』と振り返ってくれていました(*_*)
ある本を読んで自分の医療に対する洞察を深めておられたようです!
(以下Nさんのお話です!)
私が同級生に勧められ、実習中に読んでいた小説についてご紹介します(^O^)!
「最後の医者は桜を見上げて君を想う」(二宮敦人 作)
という作品です。
物語の舞台は、とある総合病院。
桐子という医師は「患者は死を選ぶ権利がある」という信念の持ち主。
余命が僅かの患者に対して、
「死を受け入れて、残りの日々を大切に生きる道もある」
と説く。
一方福原という医師は患者の命を救うことに執念を燃やしている。
「最後まで奇跡を信じて、生きることを諦めない」
と考えている。
対立した考えを持つ二人の医師と、残り僅かの余命である患者たちとの物語です。
余命が僅かであると知らされた状況において、
大きく分けると確かにこの二人の医師の考えのように道は分かれると思います。
でも、当たり前のことながら、選んだ道をどう過ごしていくのかは人によって違っています。
その人が何を大切に思い、その上で何をしたいと考えているのかによって違ってくると感じました(^_^;)
「死」というとても重たいテーマについて、
自分が医師、患者、あるいは家族のどの立場にいたらどのようにするだろうか
と考えさせられました。
そして特に自分が医師であれば、患者さんとどのように関わり、力になっていけるだろうかと考えました。
ここまで重たい話ではありませんが、実習中には
『患者さんが何を不安に感じ、どんな治療を望み、これから(例えば退院後は)どう過ごしたいかを考えることは大切だな』
と実感させられる機会が多くありました(~_~;)
相手の気持ちを想像し、どうすれば手助けできるか
をよく考える…
小説を読んだおかげで、実習の場でとても身近な難しい問題として感じることができました。
今後も自分なりの答えを探しつつ、患者さんの心に寄り添う医療ができる医師をめざしてまいります!
Nさん、ありがとう!
わたしも、さっそく購入して読んでみました!
『死』という重いテーマをもとに、
治療についての患者さんの『自己決定権』について
改めて考える機会となりました。
ブログを読んでいただいているみなさまもご興味があれば読んでみてくださいね!