南大阪看護専門学校1年生
微生物学の授業も全15回中7回終了
6回目の授業アンケートの回答数35
例年になく多めです
さらにアンケートの回答時期も変化
『なぜ早く回答する』ことに目覚めたのか?
社会人としての自覚が芽生えてきたのかな!
学生の成長ぶりを想像しポジティブな気持ちになりました (^O^)!
さっそく質問!
”なんで回答が一斉に1日早くなったん?”
生徒たち ”学校行事のキャンプに行ってみんなで泊まってました”
なーんや (~_~;)
今年の1年生は授業中”元気”な印象を受けます (^O^)!
わたし(以下 わ) ”オプソニン効果が期待できる細胞はどんな役割を果たしてくれるのかな? O坊さん、何だったかな?”
O坊さん (プリントをごそごそ)
”えーっと、、あ、貪食(どんしょく)です”
わ ”OK! じゃあ貪食担当の代表的な細胞2つ、言ってちょうだい”
O坊さん ”えっと、マクロファージと 『こうきゅうちゅう』”
(なんか変! という空気が流れ、笑い声が広がりました)
わ ”『こうきゅうちゅう』? ちょっとちゃうぞ! もう一度言ってみて!”
O坊さん ”『こうきゅうちゅう』?”(ちょっと焦り気味)
わ ”ちゃうちゃう、『こうちゅうきゅう(好中球)』やで!はい、繰り返して!”
O坊さん ”『こうきゅうちゅう』、あ、えーっと、『こうちゅうきゅう』”
わ ”大事だからしっかりと覚えとこうね、ブログに使わせてもらうね!”
前の方へ移動!
別の生徒に繰り返し質問!
わ ”貪食する細胞を2種類言ってみよう! さあなんだったかな?”
別の生徒 (自信たっぷり)
”はい、マクロファージと『こうきゅうちゅう』です”
わ ”(絶句)”
どひゃー、間違った用語がすりこまれちゃったぜ(°□°;)
微生物が侵入したときに貪食(どんしょく)して排除してくれる
好中球(こうちゅうきゅう)とマクロファージ
しっかり覚えてね!
さてブログでの回答希望の質問を2ついただきました
質問ありがとう!
Q1 消毒と滅菌の違いをもう1度詳しく教えてください。
A1 看護師の基本的な知識として微生物からの感染を予防するためにとても大事!
『滅菌(めっきん)』
たとえば手術に用いる器具への細菌の付着は許されません!
非生物体(手術器具、ガーゼなど)に対して実施
すべての微生物を殺滅します!
高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)やガス滅菌
『芽胞(がほう)』も死滅させることができます (^O^)!
『消毒(しょうどく)』
滅菌よりは緩やか、普通の細菌を死滅させる方法!
『芽胞(がほう)』は消毒では殺せないこともある
ので注意してね (~_~;)
熱を使った方法
熱湯でグラグラ煮る煮沸消毒(30分)や牛乳の低温殺菌(60~70℃ 30~60分)
殺菌消毒液をもちいる方法
手指、粘膜、環境、医療器具、排泄物などを処理します
教科書p153 表9-1は重要!!
『除菌(じょきん)』
ろ過や洗浄で、病原体を除去すること!
必ずしも死滅させるものじゃない!
Q2 先日おたふくの予防接種の説明を受けました。その時に実際におたふくにかかって抗体を作る人もいるよといわれました。その時は学校に登校しても問題はないのですか?全く関係の無いはなしですが、ぜひ回答して欲しいです!
A2 前回5月23日でも関連質問をいただきました。
『おたふくかぜ』(流行性耳下腺炎 ムンプス)
は悩ましいねぇ
症状のでない不顕性(ふけんせい)感染が30%前後
知らない間に感染した人も抗体検査で陽性!
文部科学省は以下の指針を策定してます!
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)で顎が腫れた場合
5日経過するまでは出席停止!
不顕性感染で顎が腫れる症状がなければ
登校を見送る判断は難しいのが現実です!
知らず知らずのうちに感染を拡げてしまう可能性あり (~_~;)
患者さんと接する機会の多い医療従事者は、病気から自分を守る以外に、まわりに病気を拡げてしまうリスクを予防接種(ワクチン)で下げる必要があります。
みんな病院実習にゆくまえにしっかりと予防接種をうけようね (^O^)!
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/__icsFiles/afieldfile/2013/05/15/1334054_01.pdf