授業が5回おわりました (^▽^)/
今回は36人からアンケート回答
(例年より回答率が高いねぇ)
相変わらず締め切りギリギリで勝負する奴らが多いぜ ^_^;
恐るべし! LINE連絡網!
授業でも言ったように 時間厳守 は 社会人の基本!
学生のうちからプロ意識をしっかり身につけていこうね (^▽^)/
アンケートからコメントを引用!
講義の3分の1が終わってしまい、悲しいような嬉しいような........
残りの講義も頑張って受けて勉強したいです!
がんばってね!
授業テーマは感染にかかわる諸定義(潜伏感染、伝染など)と
感染経路
感染経路は看護の現場で
プロとして理解しておかなければいけない最重要項目のひとつ
国家試験でも重要な出題項目!!
しっかり伝えたいメッセージを受けとっていただけたみたい!
話を聞いて今まであまり電車とかで相当ひどい咳やくしゃみ以外あまり気にしなかったんですが、授業を受けてからちょっとの咳やくしゃみでも意識してしまうようになりました。
電車のつり革や棒なども今まで普通に触っていたけれど咳やくしゃみを抑えた手でつり革を持ってる人を見ればちょっとつり革も持てなくなりました。
つり革からの感染は『接触感染』
対策の基本は『手洗い』だよ!
飛沫感染を学んで、人前でくしゃみするのを我慢したり、
くしゃみや咳をしている人がいたら1mちゃんと離れることを気をつけます。
自分が咳をしているときに大事なのは
『咳エチケット』
マスクを着用して、周りの人への気遣いを忘れずに(^_^;)
さてブログ回答希望の 質問を3つ いただきました(^▽^)/
ありがとう!
疑問をもつことは進歩の第一歩!
質問
Q1. 先日、アフリカのリベリアで原因不明の病気で13人死亡したニュースでエボラでもなく新種の原因不明の病気とされていて、WHOが調査に乗り出し、本日の朝のニュースで髄膜炎菌が検出されたと見ましたが。髄膜炎菌に感染するとどのような症状のもとに死に至るのですか?髄膜炎菌は飛沫感染で感染するらしいですが。主に、髄膜炎菌が原因だとするとアフリカのこの地域だと何からこの菌に感染した可能性があるのですか?
A1. 髄膜炎(ずいまくえん)!
脳の周りの『髄膜』に細菌やウイルスが感染して生じる感染症のことです
頭痛、高熱から死に至ることもある怖い病気です
特に髄膜炎菌(ずいまくえんきん)は怖いよ!
リベリア以外でも患者の多発が報道されています!
日本でも宮崎県の高校の寮で集団感染した報道もありました(2011年)
高校男子寮における髄膜炎菌感染症の集団発生時に経験した劇症型敗血症の1死亡例
(死亡した患者さんの経過が詳しく報告)
http://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/kikikanri/H24/20121017-08.pdf
(全体像がわかるよ)
各論の授業で詳しくお伝えしますね
Q2. MRSA・MRSE・MDRPの感染症は、一度感染したら、また感染する可能性は、
高くなるのですか?上記の感染症でそれぞれ感染した場合、厄介なのはどの感染症ですか?
A2. 薬剤耐性菌の問題は深刻な医療課題!
薬剤耐性:AMR (Antimicrobial resistance)
昨年5月の伊勢志摩サミットでG7で議題に取り上げられ全世界の課題!
繰り返し感染するの?
耐性菌が住み着いている可能性の高い『院内』では適切な感染源のコントロールを行わないと集団発生(アウトブレイク)の危険性があります
一度感染してまた感染するリスクは上記のコントロールが不十分な場合には起こりえます!
MRSE:メチシリン耐性表皮ブドウ球菌
MDRP:多剤耐性緑膿菌
ご質問の3つの耐性菌の中では、やはり緑膿菌(りょくのうきん)が耐性化したMDRPが一番厄介だと思います!
Q3. 私は、おたふく風邪になっていないと思っていたのですが、先日の抗体検査で抗体を持っているとわかりました。病院の先生には不顕性感染だといわれたのですが、しんどかった記憶もないし、本当に感染していたのか不安です。また、キャリア(保菌)状態であるということはヘルペスのようにいつ発症するかわからないリスクがあるのでしょうか。ブログでなくても個人的に教えてほしいです、お願いします。
A3. 潜伏感染するウイルスの代表例はヘルペス属!
単純ヘルペス(口唇ヘルペス&性器ヘルペス)や帯状疱疹など身近な病気の原因です。
神経細胞などに終生感染し続けます!
ご質問の『おたふくかぜ』は流行性耳下腺炎(ムンプス)ウイルスが原因
感染しても30%の患者で症状のない不顕性感染(ふけんせいかんせん)
教科書p325をみてね!
ヘルペスウイルスと違って体の中にウイルスは残っていません!
検査で抗体ができている場合には、ムンプスウイルスに対して免疫記憶がある!
新たにムンプスウイルスが体にはいってもすみやかに抗体を増産
ウイルスは撃退されますので安心してください!