微生物学の授業、3回終了!
授業後のアンケートを分析してみました(^_^;)
(火曜日に授業、アンケート締め切りは金曜日24時)
今回の受講人数 41名
アンケート回答 38名
今年の学生は結構回答率が高いよ!
アンケート提出時期をみると
すごい (°□°;)
なんと金曜日の23時以降のかけこみ回答8名 + 締め切り後の回答1名
みんなの粘り腰に脱帽!
横綱 稀勢の里 を彷彿とさせる土俵際の粘り腰だねぇ(・_・;)
(横軸は提出した人数、縦軸は提出時間)
でもよく考えてみると5月3日から5日はゴールデンウイークの祝日(~_~;)
みんながこんな時間(祝祭日の深夜)にスマホに向かって
アンケート入力している姿
想像してちょっと複雑な心境になりました!
ちなみに前回のアンケート 33名 が回答!
比較的コンスタントな入力ぶりでした!
合格ラインをギリギリ突破しようと考えているあなた!
締め切り前に余裕をもってアンケート出そうね!
めざせ!
再試受験料2000円節約!
さて今回もブログへの質問、要望をいただきました!
Q. 乳児が蜂蜜を食べて死亡した話をブログにして欲しいです。母子手帳にも書いてるにも関わらず何故そういうことが起きてしまうのか?
もう少し詳しく知りたいです。
A. 質問ありがとう!
新聞報道でご存知の人も多いと思います。
離乳食としてジュース+蜂蜜を摂取した赤ちゃんが
乳児ボツリヌス症で死亡!
キーワードは
芽胞(がほう)!!
細菌が発育環境の悪化時に、生存するため『植物の種』のような、厚い膜につつまれた状態になり休眠中(乾燥、熱、薬品に強いよ)
水分がある場所で栄養型細菌として増殖再開!
乳児ボツリヌス症 1歳未満の乳児にみられるボツリヌス症
医学的な解説は以下のHPに簡潔にまとめられていますので是非一読を!
食中毒を起こす微生物 ボツリヌス菌|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局
上記HPおよび教科書(系統看護学講座 微生物学:医学書院)からポイントをまとめてみますね!
・ボツリヌス菌は土壌内に生息
・ボツリヌス毒素(神経細胞に取り込まれ筋肉を弛緩)を産生!
・蜂蜜には自然界に存在するボツリヌス菌の芽胞が混入することがあります。
・乳児では腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)は成人と比べて未発達また消化酵素の分泌も低い
・乳児がボツリヌス菌の芽胞を摂取すると腸管内で菌が増殖し、 産生された毒素が吸収されて発症することがある。
・1987年10月厚生省(当時)が 1歳未満の乳児には蜂蜜を与えないよう通知(母子手帳に注意事項が記載)その後、蜂蜜を原因とする事例は減少しました。
育児の際、注意してね (*_*)