南大阪看護専門学校も新学期!
1年生にすでに2回授業しました
昼食直後の一番眠くなる時間にもかかわらず
みんな90分がんばってるねぇ !(^O^)
昨年のブログ同様
みんなに 知っている『微生物』を聞いてみました!
今年も
ゾウリムシ
ミジンコ
などなど
中学校の理科で顕微鏡で観察したことのある常連さんがランクイン!
でも看護師さんのお仕事は水槽の”微生物”の観察ではありません
病気の原因となる 病原微生物 のふるまいをしっかりと理解し
学んだことを病気の予防や治療でしっかりと役立ててね!
2回目の症例のナレーションを担当してくれたY手さんがすごかった(^_^;)
なぜか オー、ワン、ファイブ、セブン
と英語でかっこよく答えてくれました (°□°;)
その瞬間!
教室のみんなから ”なんで?” ”へぇー” ”Y手!やるじゃん!”
と驚きのざわめきが!
とても大事! だけど『とっつきにくい』微生物学 (~_~;)
Y手さんは『とっつきにくさ』のちょっと敷居を下げてくれました!
ありがとう ヽ(´▽`)/
さて1回目は細菌とウイルスの違い を強調!
授業後のアンケート結果を引用させてもらいますね
よくわかったこと!
細菌とウイルスの違いについて
・ウイルスが増殖するためには生きた細胞が必要!
なぜなら、ウイルスは自らエネルギーを生み出すことができず、蛋白質を合成する機能を持ち合わせていないため、生物の持つ細胞内のリボソームとエネルギーを利用し増殖する。
ご理解いただきありがとう!
1回目の授業後、一番質問が多かったのは
DNAからのタンパク合成の流れ
高校で生物を履修していないと難しいねえ (°□°;)
『セントラルドグマ』
ビデオをみてイメージをしっかりつかもうね(^_^;)
2回目は細菌の構造
グラム染色について
ペプチドグリカンとの関係を繰り返し説明 (; ̄Д ̄)
質問をいただきました
質問 肺炎の方のブログを読むとグラム染色はせずに、培養検査だけをすることがあるそうです。詳しくは調べていませんがグラム染色はどのような場合に実際に行うことがあるのでしょうか?また、イソジンとルゴール液の違いについても気になったので知りたいです。
答えますね!
最初に痰や尿をプレパラートの上でグラム染色して顕微鏡で観察します
『検鏡』(けんきょう)
利点1 短時間(10-15分くらい)で結果が判明する即時性
『敵』のあらましについて早く知ることができるため
戦いの最初の段階で抗生物質を選択する判断材料として有用!
➡培養検査は時間がかかる(2日程度)
利点2 細菌感染症は真犯人の菌が一人勝ち状態
グラム染色する検鏡では、(肺炎なら痰の中に)真犯人の菌がうじゃうじゃみえます
汚染菌(たまたまそこにいた犯人ではない菌)は少なすぎて見えないのよ!
➡培養(ばいよう)とは培地で細菌数を100万倍以上に増やす操作
培地に真犯人以外の菌もはえてきます(°□°;)
(感染症の真犯人についての判断を迷わせる危険性あり)
検鏡は培養検査のもつ弱点を補う大きなメリット
があります
覚えておいてね!
後半のルゴールとイソジンについては
Yahoo知恵袋に同じ質問がありましたのでそちらをどうぞ!
ルゴールとイソジンの成分てどう違うのですか?同じ役目には使えな... - Yahoo!知恵袋
また質問があればお気軽にどうぞ !(^O^)