『虎の穴』
知ってますか?
かつて大人気だった漫画『タイガーマスク』の主人公が鍛えられた
「厳しい訓練を課す場」
2003年まで
ほとんどの研修医は医学部卒業後、大学の医局で研修してました (*_*)
1年目から専門診療科の知識・技術についての修練を開始!
医局では先輩が後輩の面倒をみる ヽ(´▽`)/
職人さんの徒弟制度のように”医師”を育てていました!
2004年(平成16年)
医師臨床研修制度が大きく方向転換!
最初の2年間
いろいろな領域の疾患や症状を体験するため
内科、外科、救急、地域医療、小児科など幅広く研修します
短期間でどんどん診療科をローテーション!
デメリットもあります (-_-;)
研修医:診療科が変わるごと新たな人間関係を構築する大きなストレス!
指導医:徒弟制度でない新人研修医(熱心さもバラバラ)を指導する難しさ!
また医師としていろいろな経験を積んだとても優秀な先生でも
『教育者』としての訓練を受ける機会はありませんでした (^_^;)
そこで
臨床経験7年目以上の医師が
臨床研修指導医養成のためのワークショップを受講することで
厚生労働省が指導医として認める仕組みをつくりました
まさに
臨床研修指導医 ”虎の穴”
先週末(2月4日から5日)
杉本町の大阪市立大学学術情報センター10Fで開催!
『臨床研修指導医養成のためのワークショップ』
大阪市立大学でもすでに14回開催されました!
わたしはタスクフォース参加(受講生の先生方の学びのお手伝い)
2日にわたってグループワーク、全体討議の繰り返し (°□°;)
受講される先生方は、クタクタです (~_~;)
ほんとうに体力勝負だよ!
今回 南大阪病院から外科のK副部長が受講されました
前日の金曜日に医局の廊下でK先生と遭遇!
いつもスマイリーなK先生
ちょっとひきつった笑顔で声をかけてこられました
K先生 ”せんせい!”
わたし ”あ、K先生!
K先生 ”明日、よろしくお願いします”
わたし ”こちらこそ。がんばってくださいね”
K先生 ”大丈夫ですかね (・_・;) ? ”
表情を変えることなく淡々と大手術をこなされるK先生!
珍しく不安な表情を浮かべておられました
ワークショップ当日は快晴の行楽日和!
”監禁”される身にとってはつらいなぁ!
(次回に続きます)