今度こそ!全員一発合格してね(看護専門学校 解剖生理III 内分泌)

講義のため看護専門学校の階段を2Fから3Fへ登っていました

突然大きな声

”わぁー、先生、お久しぶりです! 元気してはります?”

2年生のIさんがニコニコと笑顔を浮かべ近寄ってきました (^O^)!

 

私 ”元気やで、そっちはどう?”

Iさん ”見てのとおり、元気バリバリです”

私 ”エネルギーあふれてるもんな”

Iさん ”先生、今から1年生の授業ですか?”

私 ”うん、解剖生理”

Iさん ”お金払ってもいいから、もう一度、先生の授業を受けてみたいです”

私 ”うれしいこと言ってくれるねぇ

Iさん ”実習で、ほんまに解剖や生理が大事やなと痛感させられますもん”

 

Iさんは授業中、説明が理解できないと

 ”えー、いまの説明、さっぱりわかりません(~_~;)” 

しばしばその場で叫んで伝えてくれていました

 

1年生諸君! 

解剖生理をしっかりと押さえておかねばこれから苦労するよ!

 

さて11月にいよいよ試験!

担当範囲は内分泌と血液!

 

授業アンケート内容から過去の国家試験出題を踏まえてアドバイスをしてみますね

 

Q1 LHとFSHが高くなるとエストロゲンが低くなるんでしたか?

 

A1 女性ではLH、FSHが卵巣を刺激してエストロゲンが増加します。

更年期になると卵巣機能が低下してエストロゲン産生が低下(卵巣の老化)

更年期にLH、FSHがどうなるか?

負のフィードバックから考えてみてしっかり押さえておこうね!

(教科書p253-254で復習しましょう)

 

Q2 正のフィードバックは女性にしか起きないのでしょうか。
手元にある教科書や資料などで私が調べた中では男性という単語が出てきません。

 

A2 一般的にはホルモンは微量で大きな作用を標的細胞に引き起こすため一定の濃度で血液中に存在することが恒常性を維持のため大切です。

そのため負のフィードバックが重要!

  下位ホルモンの減少が上位ホルモンを増加させる

  下位ホルモンの増加が上位ホルモンを減少させる

ところが女性では、下位ホルモン(卵巣)のエストロゲンが増加してゆくとLHが急激に上昇する現象がおこりこのとき排卵が誘発されます(教科書p261 図10-9)

下位ホルモンの増加が上位ホルモンをさらに増加させる正のフィードバック!

 

男性ではそのような急激な変化は定期的に生じません!

 

副腎、甲状腺、性腺、それぞれ系統ごとに上位ホルモンと下位ホルモンの関係

を図示しながらしっかり勉強して、試験ではばっちり正解してね (^^)/

時間があれば、来週もう一度アドバイスを掲載します

では勉強がんばってね!