外科の研修現場で感じたこと (3)

(A先生のお話の続きです)

 

そういえば、最近こんなことも。

 外科研修を開始したころ、患者さんのベッドサイドでチューブ類を触っていた時です。

 

慣れなさすぎる手つきで、あたふたとチューブを確認していると

「あんた初心者か!」

と患者さんから不機嫌な顔で言われました。

 

初めはへこんでいた私 (・_・;)

 

しかし、毎朝、患者さんの元を訪室してゆくうちに

最後には毎日笑顔で握手してくれるようになったことがあって・・・。

 

”医師-患者”として心が通いあっていると感じるまで長い時間かかりましたが

本当に涙がでそうなくらい嬉しかったですね  (^O^)!

 

 

初心者なりにも、何かが「伝わった」のでしょうか?

 

こんな研修の日々を通して、

「伝える」ことと「伝わる」ことの、

どちらもをうまく操れる二刀流のお医者さんを目指したいなって最近思ってるんです。

 

医師として医学的知識、病態や治療を患者さんにわかりやすい言葉でまず「伝え」、適宜「伝わっているか」もしっかり確認しながら日々医療にあたる

 

それに加えて、患者さんに元気になって笑顔になってもらいたい、寄り添いたい!という自分の中の人間的な心の表情が、どんな形でも、自然ともっと「伝わる」ようになればいいなぁ (^_^)

 

ブログに関しても、

指導医S先生のブログの内容は「伝える」を通りこして、臨場感にあふれ、完全に「伝わっている」の領域!

 

S先生のようなユーモアあふれた、読者が引き込まれるような、素敵な文章が書けるように私もなりたいです。

 

ですが!

とりあえず、マジックハンドといっているようでは、話になりません (・_・;)

まず私は日本語の勉強とボキャブラリーを増やすところから始めようかと思います (-_-;)

 

以上A先生のお話でした。

 

A先生が日常の研修現場で感じとった、医療者として”目指す方向性

さすがです  (^O^)!

 

またブログへのポジティブなコメント、ありがとう!

 

私も初心を忘れず、若い先生方とともに学び続けたいものです。