(前回の続きです)
逆も真なり!
S(指導医)も研修医の知らない言葉を連呼してドヤ顔していられません (・_・;)
なんと、
若手の間にもすでに“小さな悩み”が芽生えていました!
研修医(前年度)Hさんからお聞きした話を紹介!
Hさんはいつもにこにこ、おだやかな雰囲気を漂わせ、しかもギターが上手!
素敵な女性医師です。
彼女はバンドの練習で、大学の軽音の部室にときおり出入りしています。
ある日、5歳ほど年下の後輩の医学生たちの会話を聞いていてびっくりしたそうです。
後輩 “この前の●●、『じわった』わ”
Hさん “\(◎o◎)/” (この子たち、いったい何を喋っているのかしら?)
学究肌のHさんはどうしても好奇心を抑えることができませんでした。
勇気をだして、小さな声で
“ねえ、『じわった』ってなんのこと?”
とおそるおそる尋ねたそうです。
ネットで飛び交っている(らしい)『じわる』!
「じわる」とは「じわじわくる」の略称
“一見したところでは特に感じなかったがじっくりと見てみるとじわじわと何か感情が湧き出てくるような文章、画像、出来事などに対して用いられる” だそうです。
Hさんはよっぽど心を動かされたのか
“そんなに歳も違わないのに、なんのことかわからなくて、もうびっくりしました!”
と、いつもよりちょっと大きな声で、私に教えてくれました。
『じわる』恐るべし!
また最近のうちの研修医の間で、すたれてしまった若者言葉に『ばり』があります。
前回の『すてる』話のころ、研修医室に『ばり』『ばり』飛び交っていたなぁ!
『ばり』の起源は諸説あるそうで、”博多弁よくある質問”から引用します。
“全国的には「現代用語の基礎知識:自由国民社)1990年版に、いわゆる「超~」「チョ~」「めっちゃ~」「むちゃ~」「ぶり~」「ごっつ~」などと一緒に、過激さをあらわす若者語として掲載” (http://homepage3.nifty.com/mistaker/faq.htm)
でも最近は研修医室で聞くことはありません!
“すてる” vs “じわる”
いかがでしたか?
S(指導医)は、この10年あまり若手研修医に寄り添って生きてきました。
身近で研修医言葉の変遷を見守ってきたため、大きな影響を受けました。
おかげでなんとかブログの話題も、柔らかめの路線を歩めているかな?
研修医Kさんからは “文章、硬!”とご指摘いただきました。
“どうです?ちょっとは柔らかくなってますか?”
研修医Aさんから “先生の文章、とっても若いですぅ!”
と励ましの言葉をいただきました。
“天にも昇ってしまいそうです”
K研修医、A研修医の言葉を、こっそりブログに書いていると
やっべー!バリ、じわってきたぜ!