外ポリ終了!医学生から振り返りをいただきました(2)

前回、市大6回生Tさんに外ポリの6週間を振り返っていただきました!

今回のブログはもう一人の学生 Nさん振り返りだよ!

 

最初にわたしから 

実習病院選択 裏話を (^O^)!

実習開始後、Nさんに質問

わたし(以下 わ)なんで、南大阪病院を実習先として選んでくれたの (^_^;)”

Nさん ”先生、覚えておられないかもしれませんが、昨年の医学教育学会(大阪、高槻市)での市大総診の宴会で先生とお話させていただいたんです (*_*)”

わ ”えっと、あ、そういえば、市大の学生さん、何人か来てたね!同じテーブルににこにこした女の子がおったねぇ (°□°;) ”

Nさん あ、それ、私です ヽ(´▽`)/ 

わ ”Nさん、あん時の学生さんやったんや (・_・;) ”

Nさん ”はい、病院を選ぶことになったとき、外(そと)病院にどんな先生がおられるか分からなかったので悩んでました。それで一緒にお話ししたことのあるS先生がおられるこの病院にしようと思い立って選びました (*_*) ”

わ ”ほんま、宴会でNさんと出会っててよかった~! (^_^;)”

 

Tさんにも病院を選んだ理由を質問

TさんとNさんは音楽系の違うクラブで、

なぜか 同じ楽器を担当 しているお友達!

 

Tさん ”Nさんが希望に南大阪病院を書いていたので、『なんでその病院にするの?』って聞いたんです。知ってる先生がいるからって言ってました!Nさんは普段から熟慮して慎重に物事を決めるタイプなので、わたしも乗っかってみようと一緒についてきました”

 Nさん!一緒にTさんを連れてきてくれて本当にありがとう!

 

5月に市大スキルスシミュレーションセンター(SSC)で

管理人のT重さんに、

『NさんとTさんがうちに実習に来てる!』

とお伝えすると

 T重さん即答

 

”ああ、あの『お雛(ひな)さま』 みたいなふたりね!” 

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ほんまや!

『お雛さま』 みたい (°□°;)

 

 前置きがすごく長くなっちゃいました(^_^;) 

以下、内科および総合内科外来

Nさん6週間学んだことを振り返ってくれたお話です!

 

こんにちは!

何度かブログにちらっと登場させていただきました学生のNです。

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市大の選択型CCとして4月から南大阪病院で実習させていただきました。

この6週間、大学病院とは異なる環境下で様々な経験をし、

毎日が本当に充実しておりましたヽ(´▽`)/

 

内科病棟、総合内科外来、救急外来、勉強会、エコー実習など、

学ぶ機会をいくつも設けて下さりました (。◠‿◠。)

 

病院内で関わった方々は

どなたも学生をあたたかく迎え、

丁寧にご指導下さり、とても感謝致しております。

この場をお借りして、6週間を少し振り返らせていただきます(*_*)

 

初めに南大阪病院を実習先に選んだ理由について…

実習先選びに最も大きな影響を与えたのは、ブログ編集長のS先生です。

昨年の夏、市大総合診療科の懇親会(焼肉)で初めてS先生とお会いしました。

いざ実習先を選ぶ時期になり先生のことを思い出し、

「先生のように教育に熱心な方のもとで実習すればきっと良いに違いない  (。◠‿◠。)  」

と感じました。

実際、そのとき懇親会に参加した自分を褒めてやりたいくらいに、とても良い実習をさせていただきましたヽ(´▽`)/

 

正直、学生にとって先生方がたくさん参加される懇親会は少し緊張しますが、

どこにどんな縁があるかは分かりません!!

なので、そうした場に参加することもとても大切だと

改めて感じました(^O^)!

 

(前置きが長くなりすぎたので本編は次回、お楽しみに!)

外ポリ終了!医学生から振り返りをいただきました(1)

6週間の外ポリ(そとぽり)が終了して1週間!
南大阪病院で6週間実習されたおふたりの学生さんから
丁寧な振り返りをいただきましたヽ(´▽`)/
 
まずは循環器内科で実習されたTさんの振り返りから!
真摯に実習に取り組まれた彼女の想いがにじみ出る素敵な文章です(*_*)
実習を指導する側の私も、はるか昔、医師になったころの初心が甦ります!
それではTさんの振り返りをどうぞ!
 
初めまして(。◠‿◠。)

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5/26までの6週間南大阪病院で実習させていただいていました学生Tです。

S先生から『実習の最後にブログを1つ書いてくれへん?』

という依頼をさらっと引き受けてしまったものの

いざ書き始めるととても難しく少し後悔しています (^_^;)

S先生のように面白い記事は書けませんが、
6週間南大阪病院でどんな実習をしていたのかと、
そこで感じたことを素直に書きたいと思います。
 
まず1番思ったこと
病院の先生方はじめ、看護師さん、技師さん、MEさんなどコメディカルの方もみなさん本当に優しいということです(*_*)
 今大学病院に戻ってきているのですがそれを改めて感じています(笑)
 
私は循環器を6週間回らせていただいていました。
循環器の先生方には毎日たくさんのことを教えていただき、
たくさんの本を読ませていただき、
色んな経験をさせていただきました(^O^)!
 
1番印象に残っているのが心臓カテーテル検査・治療です。
大学ではほとんど見る機会がなかったのですが、清潔で入って近くで見せていただき、実際に触らせていただいたり、本当に貴重な経験をさせていただきました。
 
透視室の外から見ている時
先生の手技が速すぎ!
あっという間に終わっていきました (°□°;)???
 
実際に透視室の中で見るとカテーテル操作の手順が一つ一つよく分かり、
先生が”いかに速いか”もよく分かりました。
また先生方は簡単そうに操作されておられましたが、
いざ触ってみると全く思い通りに操作が出来ません(-_-;)
とても難しかったです
 
実習中はペースメーカーを含め色んなものを実際に触らせていただきました。
とても楽しい体験でしたヽ(´▽`)/
最終日にカテが冠状動脈に入った『あの感覚』は忘れられません!
 
エコーの検査では検査技師さんに教えていただきながら
実際にS先生に被検者になっていただいたり、
学生同士でエコーを当てあったりして勉強させていただきました。
心エコー、腹部エコーどちらも実施させていただいたのですが
腹部エコーをされるのは初めて!
想像以上にくすぐったくて辛かったです(~_~;)
心エコーは実際に患者さんでも検査させていただき、計測もじっくり教えていただけたので少しは慣れることが出来たと思います (*_*)
 
病棟でも先生と一緒に患者さんをみせていただき、実際に患者さんともお話させていただきました。
まだ学生なので研修医の先生のように患者さんに対して投薬などは出来ないのですが、
最終日に挨拶させていただいたとき、
「病院、暇やし来てくれて嬉しかったわあ。頑張ってね。」
と言っていただけたのが嬉しかったです (。◠‿◠。)
 
また、先生方の話の引き出しの豊富さには驚きました(°□°;)
「色んな患者さんがいるし、患者さんと色々話しようと思ったら色んなこと知っとかなあかんやろ」
という先生のお言葉が印象に残っています!
私もたくさんの引き出しを持った医師になりたいですヽ(´▽`)/
 
救急外来でも色んなものを見せていただき、たくさんのことをさせていただきました。
他科の先生方救急外来の看護師さん
「やってみる?」と声をかけてくださったり、
丁寧に指導してくださって、とてもいい経験をさせていただきました(*_*)
 
先生方も看護師さんも患者さんに関わる度に丁寧に声かけをされていました。
救急外来に来られている患者さんはみなさん不安や心配を持っておられるます。
患者さんへの声かけは本当に大切だと思いました(^_^;)
 
個性豊かな研修医の先生方ともたくさんお話が出来て楽しかったです。

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研修医室の一角を使わせていただいていたのですが
6週間本当に笑いの絶えない空間でした(*_*)
6週間いる間に本当に居心地の良い空間となっていたなあと感じます。

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最後に、
循環器の先生方、病棟の看護師さん
放射線科の看護師さん、MEさん、放射線技師さん
救外でお会いした他科の先生方、看護師さん
エコー室の検査技師さん
研修医の先生方
関わらせていただいた患者様
本当にみなさんにお世話になりました。
ありがとうございましたヽ(´▽`)/
そして実習に関することすべてをサポートしてくださったS先生、
本当にありがとうございました。
 
6週間本当に充実した毎日でした。
南大阪病院で実習出来て本当に良かったと思います (。◠‿◠。)
また研修医、医師として戻ってこれるように頑張ります!!
 
ありがとうございました!

看護学校1年生の質問に答えちゃいます! 微生物学編(5) 消毒と滅菌

南大阪看護専門学校1年生

微生物学の授業も全15回中7回終了

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6回目の授業アンケートの回答数35

例年になく多めです

さらにアンケートの回答時期も変化

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『なぜ早く回答する』ことに目覚めたのか?

社会人としての自覚が芽生えてきたのかな!

学生の成長ぶりを想像しポジティブな気持ちになりました (^O^)!

 

さっそく質問!

なんで回答が一斉に1日早くなったん?

生徒たち ”学校行事のキャンプに行ってみんなで泊まってました

 

なーんや (~_~;)

 

今年の1年生は授業中”元気”な印象を受けます (^O^)!

わたし(以下 わ) ”オプソニン効果が期待できる細胞はどんな役割を果たしてくれるのかな? O坊さん、何だったかな?

O坊さん    (プリントをごそごそ)

 ”えーっと、、あ、貪食(どんしょく)です”

わ ”OK! じゃあ貪食担当の代表的な細胞2つ、言ってちょうだい

O坊さん ”えっと、マクロファージと 『こうきゅうちゅう』

(なんか変! という空気が流れ、笑い声が広がりました)

わ ”『こうきゅうちゅう』? ちょっとちゃうぞ! もう一度言ってみて!

O坊さん ”『こうきゅうちゅう』?”(ちょっと焦り気味)

わ ”ちゃうちゃう、『こうちゅうきゅう(好中球)』やで!はい、繰り返して!

O坊さん ”『こうきゅうちゅう』、あ、えーっと、『こうちゅうきゅう』

わ ”大事だからしっかりと覚えとこうね、ブログに使わせてもらうね!

 

前の方へ移動!

別の生徒に繰り返し質問!

 

わ ”貪食する細胞を2種類言ってみよう! さあなんだったかな?

別の生徒 (自信たっぷり)

 ”はい、マクロファージとこうきゅうちゅう』です

わ ”(絶句)” 

 

どひゃー、間違った用語がすりこまれちゃったぜ(°□°;)

 

微生物が侵入したときに貪食(どんしょく)して排除してくれる

好中球(こうちゅうきゅう)とマクロファージ

 

しっかり覚えてね!

 さてブログでの回答希望の質問を2ついただきました

質問ありがとう!

 

Q1 消毒と滅菌の違いをもう1度詳しく教えてください。

A1 看護師の基本的な知識として微生物からの感染を予防するためにとても大事!

『滅菌(めっきん)』

たとえば手術に用いる器具への細菌の付着は許されません!

非生物体(手術器具、ガーゼなど)に対して実施

すべての微生物を殺滅します!

高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)やガス滅菌

『芽胞(がほう)』も死滅させることができます (^O^)!

 

『消毒(しょうどく)』

滅菌よりは緩やか、普通の細菌を死滅させる方法!

『芽胞(がほう)』は消毒では殺せないこともある

ので注意してね (~_~;) 

を使った方法

熱湯でグラグラ煮る煮沸消毒(30分)や牛乳の低温殺菌(60~70℃ 30~60分)

殺菌消毒液をもちいる方法

手指、粘膜、環境、医療器具、排泄物などを処理します

教科書p153 表9-1は重要!!

 

 『除菌(じょきん)』

ろ過や洗浄で、病原体を除去すること!

必ずしも死滅させるものじゃない!

 

Q2 先日おたふくの予防接種の説明を受けました。その時に実際におたふくにかかって抗体を作る人もいるよといわれました。その時は学校に登校しても問題はないのですか?全く関係の無いはなしですが、ぜひ回答して欲しいです!

 

A2 前回5月23日でも関連質問をいただきました。

『おたふくかぜ』(流行性耳下腺炎 ムンプス)

は悩ましいねぇ

症状のでない不顕性(ふけんせい)感染が30%前後

知らない間に感染した人も抗体検査で陽性!

minamiedu2016.hatenablog.com

文部科学省は以下の指針を策定してます!

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)で顎が腫れた場合

5日経過するまでは出席停止

 

不顕性感染で顎が腫れる症状がなければ

登校を見送る判断は難しいのが現実です!

 

知らず知らずのうちに感染を拡げてしまう可能性あり (~_~;)

 

患者さんと接する機会の多い医療従事者は、病気から自分を守る以外に、まわりに病気を拡げてしまうリスクを予防接種(ワクチン)で下げる必要があります。

 

みんな病院実習にゆくまえにしっかりと予防接種をうけようね (^O^)!

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http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/__icsFiles/afieldfile/2013/05/15/1334054_01.pdf

 

 

研修1か月 心に残った出来事トップ3 研修医よもやま話

4月から、はやくも2か月!

忙しいなか、Rinちゃんが循環器内科で

一か月と少しの間に経験した自らの体験を振り返ってくれました

ありがとう!

 (以下Rinちゃんのおはなしです!)

 

こんにちは!研修医のRです。

この病院に勤務し一か月ちょい過ぎました

日々、色んな経験をさせていただいています(*’▽’)

ここ一か月で鮮明に記憶にのこった話Top3をお示しします(^_^;)

 

3位

研修医だと右も左もわからないことばかりです (~_~;)

教えていただいている指導医、上級医の先生方はすごい!

何でも知っておられ、手技もさっとこなされます

とても尊敬しています

 

循環器内科では心臓カテーテル検査が大きな研修項目です

『血液』が飛び交う状況 

血まみれになっちゃいます!

 

院内を運動靴で走り回っていると

U先生からうれしいプレゼントをいただきました

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靴(洗浄OK)!!

とてもうれしかった!

毎日大事にはかせていただいてます(*’▽’)

 

2位

北加賀屋駅にむかって歩いているとき

なんと前の人が倒れました (°□°;)

『こけたのか?』(心の中)

全然立ち上がらないぞ!

様子をうかがってみると体動はありました!

通りがかった女性が『救急車呼びましょうか』と声をかけてくれました

 

心の中でおもったこと

『意識は鮮明』だし、『指示に従う』し、『脈もふれる』

超緊急ではなさそう(^_^;)

 

『はたして救急車呼んでもいいのかな?』と思いつつ

『呼んでください』とお願いしました、、

女性の方から電話を引き継ぎ救急の管制官に状況を伝えました!

 

ここで『GCS何点、JCS何点』と言えればかっこよかったんでしょうが、

初めてのことで頭は真っ白 (~_~;)

見た状況をそのまま伝えました。

 

ABCDと状態は悪くなく回復体位で傷病者の状態を観察

まもなく救急車が到着

救急隊員に感謝されホッとしました(*’▽’)

 

1位

夕方、研修医室でくつろいでいるとピッチ(PHS)が鳴りました!

 

『救外に来てください』のことでした。

行ってみると循環器の先生が勢ぞろいしていまして (^_^;)

心電図波形がVT(心室性頻拍)の患者さんが、、、

(*脈が触れる心室性頻拍で心停止ではありません)

 

ええええと心の中で思っていると、

U部長が『こっちへおいで!今から電気ショックをかけるぞ!』

除細動器のパッドを渡してくださりました (°□°;)

『パッドを胸につけて!安全確認!放電して!』

と丁寧に教えていただき電気ショックを実施

 

電気ショックの反動で患者さんの体が飛び跳ねました

びっくり!

電気ショックが終わり『脈を確認して』といわれ脈を触れてみました

(脈がある!!)

 

あります!!

と大きな声で報告しました

心電図も洞調律に!!

感動しました(*’▽’)

 

以上ここに勤務して一か月間の間に印象に残ったランキングTop3でした。

これからも精進努力してまいります(*’▽’)

呼吸器フィジカルアセスメント研修を振り返ります!

南大阪病院看護部新人看護師を対象とした

『呼吸器フィジカルアセスメント研修』

毎年5月中旬に開催してます!

 

本年度は内視鏡室のI主任循環器内科病棟H主任が企画運営担当!

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今回も3段階で準備しました (^O^)!

第一段階:I主任さんとH主任さんが呼吸器診察の流れを実践(30分)

 

第二段階:実地指導者(3-5年目看護師)に対する呼吸器診察復習(1時間)

 

第三段階:新人看護師に対する呼吸器診察実習(2時間)

(以下メイン担当の I 主任から振り返りです)

 

フィジカルアセスメント呼吸編研修が終わりました。

昨年度はサブ担当!

今年度はメイン担当をおおせつかりました (・_・;) 

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 昨年同様、まずS先生に指導していただきました!

普段あまり実践することの少ない手技もきちんと見本が示せるようにならねば! 

指導する側もプレッシャーを感じます(~_~;)

 

苦手だった打診もなんどか研修にかかわっているおかげで、

スムースに手首をつかえましたヽ(´▽`)/

S先生から『身についてますよ!』とOKがでました!

 

本番の1週間前

実地指導者を対象に事前研修

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指導側の準備も整いました (。◠‿◠。) 

 

いよいよ本番の日がやってきました(°□°;) 

 呼吸器診察についてのプレテスト・アンケ-トから開始

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プレテストはみんなほぼ正解 いい成績!

「右肺を横から見た絵を描いてください(肺の分葉はどうなってる?)」

の問題はユニークな回答が続出!

(みんなの描いた絵には、おもしろい肺の絵がたくさんありました)

 

呼吸器についての体表解剖をペアで確認

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実地指導者もちょっと緊張しながらしっかりと後輩を導いていました

 

視診・触診・打診・聴診

お互いの身体を使った診察を順次練習!

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どの診察も受講者の皆さんと指導者のほほえましい姿がみられましたヽ(´▽`)/

 

打診でうまく音がでないときには壁打ち特訓指令がでます

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ひたすら壁をトントンする姿 (・_・;) 

『看護職』ではない感じ(大工さんみたい)

 

最後に例年行っている呼吸異常音のグループ対抗聞き取りテストを実施

 

新企画としてシムパッドを使って

呼吸異常音の聞き取り実力テストを導入しました

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受講生のみんな、ほぼ聞き取り、肺雑音の聞きわけが出来ていました(。◠‿◠。) 

 

無事に研修を終えることができほっとしました

 

私は外来勤務ですので、新人看護師の教育は4月のオリエンテ-ションの時と今回のような研修担当のときだけです。

自分の勉強にもなり、

初心に返って新鮮な気持ちになれます(・_・;) 

 

受講生のみなさんが研修で学んだ事を活用し、

患者さんの小さな変化に気付ける

看護師に育ってほしいと願っています。

 

ご協力いただいたS先生、H主任、実地指導者の皆さんに感謝!

ありがとうございましたヽ(´▽`)/

看護学校1年生の質問に答えちゃいます! 微生物学編(4) “感染経路”はすごく大事だよ!

授業が5回おわりました (^▽^)/

今回は36人からアンケート回答

(例年より回答率が高いねぇ)

 

相変わらず締め切りギリギリで勝負する奴らが多いぜ ^_^;

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恐るべし! LINE連絡網!

 

授業でも言ったように 時間厳守 は 社会人の基本

学生のうちからプロ意識をしっかり身につけていこうね (^▽^)/

 

アンケートからコメントを引用

講義の3分の1が終わってしまい、悲しいような嬉しいような........
残りの講義も頑張って受けて勉強したいです!

 

がんばってね!

 

授業テーマは感染にかかわる諸定義(潜伏感染、伝染など)と 

感染経路

 

感染経路は看護の現場

プロとして理解しておかなければいけない最重要項目のひとつ

国家試験でも重要な出題項目!!

しっかり伝えたいメッセージを受けとっていただけたみたい!

話を聞いて今まであまり電車とかで相当ひどい咳やくしゃみ以外あまり気にしなかったんですが、授業を受けてからちょっとの咳やくしゃみでも意識してしまうようになりました。
電車のつり革や棒なども今まで普通に触っていたけれど咳やくしゃみを抑えた手でつり革を持ってる人を見ればちょっとつり革も持てなくなりました。

 

つり革からの感染は『接触感染』

対策の基本は『手洗い』だよ!

 

飛沫感染を学んで、人前でくしゃみするのを我慢したり、

くしゃみや咳をしている人がいたら1mちゃんと離れることを気をつけます。

 

自分が咳をしているときに大事なのは

『咳エチケット』

マスクを着用して、周りの人への気遣いを忘れずに(^_^;)

 

さてブログ回答希望の 質問を3つ いただきました(^▽^)/

ありがとう!

疑問をもつことは進歩の第一歩!

 

質問

Q1. 先日、アフリカのリベリアで原因不明の病気で13人死亡したニュースでエボラでもなく新種の原因不明の病気とされていて、WHOが調査に乗り出し、本日の朝のニュースで髄膜炎菌が検出されたと見ましたが。髄膜炎菌に感染するとどのような症状のもとに死に至るのですか?髄膜炎菌は飛沫感染で感染するらしいですが。主に、髄膜炎菌が原因だとするとアフリカのこの地域だと何からこの菌に感染した可能性があるのですか?

 

A1. 髄膜炎(ずいまくえん)!

脳の周りの『髄膜』に細菌やウイルスが感染して生じる感染症のことです

頭痛、高熱から死に至ることもある怖い病気です

特に髄膜炎菌(ずいまくえんきん)は怖いよ! 

 

www.forth.go.jp

 

髄膜炎菌はアフリカ中央部の髄膜炎ベルトといわれる地域で多発

リベリア以外でも患者の多発が報道されています!

www.cnn.co.jp

 

日本でも宮崎県の高校の寮で集団感染した報道もありました(2011年

高校男子寮における髄膜炎菌感染症の集団発生時に経験した劇症型敗血症の1死亡例

(死亡した患者さんの経過が詳しく報告)

http://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/kikikanri/H24/20121017-08.pdf

(全体像がわかるよ)

 各論の授業で詳しくお伝えしますね

 

Q2. MRSA・MRSE・MDRPの感染症は、一度感染したら、また感染する可能性は、
高くなるのですか?上記の感染症でそれぞれ感染した場合、厄介なのはどの感染症ですか?

 

A2. 薬剤耐性菌の問題は深刻な医療課題!

薬剤耐性:AMR (Antimicrobial resistance)

昨年5月の伊勢志摩サミットでG7で議題に取り上げられ全世界の課題!

www.gov-online.go.jp

繰り返し感染するの? 

耐性菌が住み着いている可能性の高い『院内』では適切な感染源のコントロールを行わないと集団発生(アウトブレイク)の危険性があります

 

一度感染してまた感染するリスクは上記のコントロールが不十分な場合には起こりえます!

 

MRSA:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌

MRSE:メチシリン耐性表皮ブドウ球菌

MDRP:多剤耐性緑膿菌

ご質問の3つの耐性菌の中では、やはり緑膿菌(りょくのうきん)が耐性化したMDRPが一番厄介だと思います!

 

Q3. 私は、おたふく風邪になっていないと思っていたのですが、先日の抗体検査で抗体を持っているとわかりました。病院の先生には不顕性感染だといわれたのですが、しんどかった記憶もないし、本当に感染していたのか不安です。また、キャリア(保菌)状態であるということはヘルペスのようにいつ発症するかわからないリスクがあるのでしょうか。ブログでなくても個人的に教えてほしいです、お願いします。

 

A3. 潜伏感染するウイルスの代表例はヘルペス

単純ヘルペス(口唇ヘルペス&性器ヘルペス帯状疱疹など身近な病気の原因です。

神経細胞などに終生感染し続けます!

ご質問の『おたふくかぜ』流行性耳下腺炎(ムンプス)ウイルスが原因

感染しても30%の患者で症状のない不顕性感染(ふけんせいかんせん) 

教科書p325をみてね!

ヘルペスウイルスと違って体の中にウイルスは残っていません!

検査で抗体ができている場合には、ムンプスウイルスに対して免疫記憶がある!

 

新たにムンプスウイルスが体にはいってもすみやかに抗体を増産

ウイルスは撃退されますので安心してください!

 

研修医!中心静脈カテーテル(CVC)挿入に挑戦!

研修医の先生方が現場デビューから1か月

 

日々現場でいろいろな経験を積み、ちょっとたくましくなった気がします。

 

本日、シミュレーターを使った

中心静脈カテーテル挿入の実技研修を企画

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昨年はN先生が振り返ってくれたなぁ!

もう1年たったんだねぇ!

光陰矢の如し

 

もちろんワークショップ形式

講義はしません!

質問はwelcome !

ファシリテーターに徹しました!

 

まずは器具の使用方法を3人で討論

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みていると、へぇー、こんな使い方しちゃうんだ!

ユニークな意見が続出!

 

お互いに意見をだしあって、コツをつかんだみたい!

 

つぎはお互いの体で穿刺部位を確認

にぎやかに、穿刺する具体的イメージをGET!

 

最後にガウン、手袋など防護具を着用しての本穿刺にトライ

3人とも基本操作をまずまずスムースにこなして無事終了しました!

あっという間の3時間

おつかれさま!

 

研修医を代表して”Rinちゃん"がさっそく振り返ってくれました!

 

以下Rinちゃんの振り返りです

 

こんにちは!研修医のRです。

今回の研修のテーマ!

中心静脈カテーテル(CVカテ)を入れてみよう! 

 

医者として必要な手技です(;´∀`)

こういう研修をやると医者になった実感が(遅いかもしれませんが)

 

さっそく研修の様子を書いていきますね!

まずは研修医三人でどのようにいれるか考えてみてとS先生からのお達しが!

 

私はほかの研修医と違う出身大学です

学生時代にCVカテの実習がなく、二人とは一歩、二歩遅れていました。

2人の研修医が先導してくれて議論が深まりました(*’▽’)

 

頸静脈にどういれるのか?

頸動脈の拍動を確認し、すぐ横を伴走している頸静脈に45°の角度で針を挿入!

同側の乳頭をめざします!

そこで研修医どうしでまずは確認しよう

となったのです!

 

”おれ、首触られるとよわいねん”

”おまえ、乳首、外側すぎるぞ”

”ほんまに、そこか?”

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男の研修医しかいないのでそのような会話も(笑)

体を極めたあと

いよいよ、シミュレーターを使ってCVカテ

を入れてみよう、最終段階!

 

まずは術者、評価者、助手の順番を決め、交代でトライしました。

 

自分以外の2人の研修医はスムーズにこなしていました!

いやーすごかったです(*’▽’)

 

自分もぎこちない所も目立ちましたが

なんとかいれることに成功しました(^^)/

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手技の最後に、振り返りを実施!

2人からとS先生からアドバイスをいただきました

ためになりました

次にはよりスムーズにいれるよう頑張りたいです!

 

Rinちゃん、振り返りありがとう!

みんな!

本番では安全第一、CVCをしっかり挿入してくださいね。