(臨床研修指導医 ”虎の穴”(2)の続きです)
登場人物 どちらも ”K先生”
かぶっちゃいました (・_・;)
研修医 K♀研修医
指導医 K♂先生
ということでよろしく!
外科ローテーション中のK♀研修医
腹腔鏡手術のカメラ持ち のお仕事
頑張ってます!
術者の『眼』としてとても大切な役割 ヽ(´▽`)/
へたくそなカメラ操作の画面をみるとグラグラしてて酔っちゃいます!
(ホームビデオ撮影でカメラをブンブン振り回す新米パパと同じだよ)
外科研修も1か月を経過し、少しずつカメラ持ちの腕があがってきました
さて“虎の穴”からカムバックして3日目
K♂先生のもと、手術も順調に進んでいました!
突然、『見習わなあかんな』
というつぶやきがK♀研修医の耳に飛び込んできました!
なに?
K♀研修医(心の声) 『あれっ、K♂先生が麻酔科の方をみてる!』
K♂先生の視線の方向をみると
救急(麻酔1か月)研修中のH先生が麻酔科M先生の話にしきりとうなずいています
H先生は初代プレゼン名人(昨年4月のブログをみてね)!
『人の話をしっかり聴く』達人です
なにかな?
なんでうなずいているのかな?
興味をひかれました
モニターの解釈
術中の輸液のコツ
などわかりやすく伝授されてるようです!
さらに視線をずらすと
K♀研修医(心の声) ”うわぁ、オペ看(*手術室看護師のことだよ)のSさん(*1年目)まで、メモをとりながらM先生の話を聴いてる”
おそるべしM先生! ”教育力!” ハンパなし!
まわりのスタッフまで巻き込んで、しっかり学ぼうとする気にさせてるわ!
K♂先生の心の中を勝手に想像しちゃいますね!
『この(麻酔の)先生、すごく教えるの上手やな!』
『僕も、こないだ鍛えられた教育力を発揮せなあかんなぁ』
おもわず
“見習わなあかんな”
とつぶやいてしまったみたいです!
K♀研修医は事情を察知しすかさずフォロー
『(K♂)先生こそ、もはや(指導の)大ベテランじゃないですか!』
手術は続きました!
懸命にカメラを操作するK♀研修医!
その姿をみていて K♂先生の指導者マインドに火がつきました!
『そういえばワークショップでフィードバックはPNP*にしたらいいと言ってたな』(*PNP:positive-negative-positive誉め言葉を前後にはさんで 言いにくいことを伝えるテクニック)
(K♂先生は瞬時に教育的指導を決断!)
K♂先生 『K♀先生! だいぶカメラの操作、スムースになったな』
K♀研修医 『えっ (^_^;)』
K♂先生 『画面みやすくなったで! (*_*)』
K♀研修医 『 (°□°;)?? 』
K♂先生 『フィードバックはPNP!! いいことから伝えるんや!』
K♀研修医 『ありがとうございます。でも私は誉められて伸びるタイプと違いますんで。。。』
K♂先生 『え、違うん? (; ̄Д ̄)』
K♀研修医 『ええ』
K♂先生 『な~んや! じゃあ褒めんとこ』
K♀研修医に対して特に”言いにくいこと”はなかったため、
K♂先生のほめ損?になっちゃいました!
相手があっての “教育” “指導”
難しいねぇ(~_~;)
(次はK♂先生とのインタビュー内容をお伝えします)