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臨床研修指導医 ”虎の穴”(3)

臨床研修指導医 よもやま話

臨床研修指導医 ”虎の穴”(2)の続きです)

登場人物 どちらも  ”K先生” 

かぶっちゃいました (・_・;)

 

研修医 K♀研修医

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指導医 K♂先生

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ということでよろしく!

 

外科ローテーション中のK♀研修医

腹腔鏡手術のカメラ持ち のお仕事 

頑張ってます!

術者の『眼』としてとても大切な役割 ヽ(´▽`)/

へたくそなカメラ操作の画面をみるとグラグラしてて酔っちゃいます!

(ホームビデオ撮影でカメラをブンブン振り回す新米パパと同じだよ)

 外科研修も1か月を経過し、少しずつカメラ持ちの腕があがってきました

 

 

さて“虎の穴”からカムバックして3日目

K♂先生のもと、手術も順調に進んでいました!

 突然、『見習わなあかんな』

というつぶやきがK♀研修医の耳に飛び込んできました!

なに?

K♀研修医(心の声) あれっ、K♂先生が麻酔科の方をみてる!

 

K♂先生の視線の方向をみると

救急(麻酔1か月)研修中のH先生が麻酔科M先生の話にしきりとうなずいています

 

H先生は初代プレゼン名人(昨年4月のブログをみてね)!

『人の話をしっかり聴く』達人です

 

なにかな?

なんでうなずいているのかな?

興味をひかれました

モニターの解釈

術中の輸液のコツ

などわかりやすく伝授されてるようです!

さらに視線をずらすと

K♀研修医(心の声) ”うわぁ、オペ看(*手術室看護師のことだよ)のSさん(*1年目)まで、メモをとりながらM先生の話を聴いてる

 おそるべしM先生! ”教育力!” ハンパなし!

まわりのスタッフまで巻き込んで、しっかり学ぼうとする気にさせてるわ!

 

K♂先生の心の中を勝手に想像しちゃいますね!

『この(麻酔の)先生、すごく教えるの上手やな!』

『僕も、こないだ鍛えられた教育力を発揮せなあかんなぁ』

おもわず

“見習わなあかんな” 

とつぶやいてしまったみたいです!

 

K♀研修医は事情を察知しすかさずフォロー

K♂)先生こそ、もはや(指導の)大ベテランじゃないですか!

 

手術は続きました!

懸命にカメラを操作するK♀研修医

その姿をみていて K♂先生指導者マインドに火がつきました!

 

そういえばワークショップでフィードバックはPNP*にしたらいいと言ってたな(*PNP:positive-negative-positive誉め言葉を前後にはさんで 言いにくいことを伝えるテクニック)

 (K♂先生は瞬時に教育的指導を決断!)

 

K♂先生 『K♀先生! だいぶカメラの操作、スムースになったな

K♀研修医 『えっ (^_^;)

K♂先生 『画面みやすくなったで!  (*_*)

K♀研修医 『 (°□°;)?? 

K♂先生 『フィードバックはPNP!! いいことから伝えるんや!

K♀研修医 『ありがとうございます。でも私は誉められて伸びるタイプと違いますんで。。。

K♂先生 『え、違うん? (; ̄Д ̄)

K♀研修医 『ええ

K♂先生 『な~んや! じゃあ褒めんとこ

 

K♀研修医に対して特に言いにくいこと”はなかったため、

K♂先生のほめ損?になっちゃいました!

 

相手があっての “教育” “指導”

難しいねぇ(~_~;)

 

(次はK♂先生とのインタビュー内容をお伝えします)

 

 

 

 

 

 

 

南大阪看護専門学校1年生諸君! 血液(病態生理)の試験がんばってね。

看護専門学校

あと1か月看護専門学校1年生の授業も終了 (。◠‿◠。)

 

みんな いろいろな知識を学び、看護技術の初歩も体験 ヽ(´▽`)/

 

授業中の受け答えで

”よくわかっとるなぁ”

と感じさせてくれる場面もときおり見られます (*_*)

 

進級にあたって避けて通れないのが単位認定試験

授業アンケートをきちんと提出している いい子のあなた!

進級は目前だぜ!

 

さて2月14日の脳神経の授業前!

担当科目の配点を発表しました (^_^;)

2月20日は血液・造血器 30点満点(平常点2点) 14問出題

2月27日は免疫・アレルギー・感染症 55点満点(平常点5点)25問出題

 

突然 学生Aさんから

『ブログで解説、追加アドバイスとかないんですか?』

注文がとんできました!

 

わかりました!

”虎の穴” シリーズの途中ですが、サービスしちゃいます!

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1.白血病の治療で行われている造血幹細胞移植(とくに同種骨髄移植)

押さえておこう!

 

ドナー(骨髄提供者)とレシピエント(患者)が受ける治療内容

しっかりと復習してね!

(教科書p172-p187)

看護の実際をふくめイメージをきっちりとつかみましょう!

 

ドナーとレシピエントの間でHLAの一致が条件

骨髄バンクの役割は大切だよ)

 

骨髄提供者の安全のため全身麻酔下で骨髄を採取

 

レシピエントは放射線の全身照射を受け、抗がん剤を大量に投与されます

骨髄に潜む白血病細胞だけでなく正常な骨髄の細胞も壊滅!

 

赤血球、白血球や血小板 

すべて産生できない状況、これらの成分の輸血が必要になるよ

(成人女性の場合、血小板が低いと月経の出血も大問題)

 

また感染を防ぐため無菌室での生活を余儀なくされます(p177 図5-6)

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ドナーからいただいた骨髄幹細胞はレシピエントの静脈内に点滴で投与

 移植された造血幹細胞が生着、骨髄機能の回復まで無菌室をでられないよ!

 

GVHD(移植片対宿主病)も大切!

(教科書p183 症状をおさえてね)

 

2.貧血の症状をタイプ別にしっかりと押さえておこう!

黄疸が現れる貧血は?

神経症状がみられる貧血は?

などなど

 

3.その他

染色体の異常が原因の白血病の代表例は?

血液凝固・線溶異常の代表疾患 DICの検査・診断は?

それぞれの血球の機能は(白血球(リンパ球))?

凝固を抑える薬剤の特徴は?

 

しっかりと基本的事項を理解してね!

 

今度こそ、一発合格、よろしくね(5 -7-5だよ!)

(ほんま頼むわ!)

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

臨床研修指導医 ”虎の穴”(2)

臨床研修指導医 よもやま話

”虎の穴” 

臨床研修指導医をめざす先生方の過酷な2日間

あっという間に過ぎ去りました (~_~;) 

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ワークショップ明けの月曜日

facebook(南大阪病院 教育研修センター)をのぞいてみると

うわぁ、なんやこれ (°□°;)

 

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外科K先生からコメントをいただいていました!

『ほとんど休みなしの2日間!

見てろよ研修医、

明日から指導してやる 😊 』

 

感動しました!

 

インパクトのある短い文章

ワークショップの成果をにじませた熱いメッセージ

さいごの絵文字がとてもお茶目

 

センスのいいコメントに脱帽 (^O^)!

 きっと彼は”虎の穴”で何かつかんだに違いないぞ!

 

その日の午後

研修医室では研修医たちがくつろいでいました

それぞれの午前中の仕事が一段落

 ”ゆるーい” 雰囲気が漂う中

各自自分の机でレポートを書いたり、電子カルテの入力中!

 

わたし ”おい、みんな、えらいことやぞ

H先生 ”え、なんですか? 

わたし ”うち(*南大阪病院教育研修センター)facebookみた? ”

H先生 ”今日はまだ見てませんけど

わたし ”K先生(指導医)が、みんなに熱いコメントをくれてるよ

A先生 N先生 ”えー、見たい! 見てみたい!

 

早速、H先生がスマホ画面をタップ!

 

みんなで小さな液晶画面をのぞき込みました

H先生 ”これですか (^_^;) ”

 

『ほとんど休みなしの2日間!

見てろよ研修医、

明日から指導してやる 😊 』

 

H先生 ”へぇー、すごい  (。◠‿◠。)   

A先生 ”おちゃめ~ (*_*) 

N先生 ” かわいい ヽ(´▽`) 

K先生(外科ローテーション中の研修医) 

   ”なにこれ!うわっ、やばい、あたしを狙い打ってるじゃないですか (^_^;) ”

わたし ”きっと、びしびし熱血指導がはいるよ、がんばれよ

K先生(研修医) ”どうしょう? 無理です (~_~;) 

一同 ”ハッハッハ”(大爆笑)

 

3日後の手術室

K先生(研修医)は助手として腹腔鏡手術のカメラ係担当

研修指導医養成ワークショップの成果を自ら体験することになりました

 

(次回に続く)

 

 

 

 

 

 

 

 

臨床研修指導医 ”虎の穴”(1)

臨床研修指導医 よもやま話

『虎の穴』

知ってますか?

かつて大人気だった漫画『タイガーマスク』の主人公が鍛えられた

「厳しい訓練を課す場」
 

style.nikkei.com

2003年まで

ほとんどの研修医は医学部卒業後、大学の医局で研修してました (*_*)

1年目から専門診療科の知識・技術についての修練を開始!

 

医局では先輩が後輩の面倒をみる ヽ(´▽`)/

職人さんの徒弟制度のように”医師”を育てていました!

 

2004年(平成16年)

医師臨床研修制度が大きく方向転換!

 

最初の2年間

いろいろな領域の疾患や症状を体験するため

内科、外科、救急、地域医療、小児科など幅広く研修します

 

短期間でどんどん診療科をローテーション!

 

デメリットもあります (-_-;)

研修医:診療科が変わるごと新たな人間関係を構築する大きなストレス

指導医:徒弟制度でない新人研修医(熱心さもバラバラ)を指導する難しさ

 

また医師としていろいろな経験を積んだとても優秀な先生でも

『教育者』としての訓練を受ける機会はありませんでした (^_^;) 

 

そこで

臨床経験7年目以上の医師が

臨床研修指導医養成のためのワークショップを受講することで

厚生労働省が指導医として認める仕組みをつくりました

 

まさに

臨床研修指導医 ”虎の穴”

 

先週末(2月4日から5日)

杉本町の大阪市立大学学術情報センター10Fで開催!

臨床研修指導医養成のためのワークショップ』

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大阪市立大学でもすでに14回開催されました!

わたしはタスクフォース参加(受講生の先生方の学びのお手伝い)

 

2日にわたってグループワーク、全体討議の繰り返し (°□°;) 

受講される先生方は、クタクタです (~_~;)

 

 ほんとうに体力勝負だよ!

 

 今回 南大阪病院から外科のK副部長が受講されました

 

前日の金曜日に医局の廊下でK先生と遭遇!

いつもスマイリーなK先生

ちょっとひきつった笑顔で声をかけてこられました

 K先生 ”せんせい!

わたし ”あ、K先生!

K先生 ”明日、よろしくお願いします” 

わたし ”こちらこそ。がんばってくださいね”

K先生 ”大丈夫ですかね (・_・;) ? ”

 

表情を変えることなく淡々と大手術をこなされるK先生!

珍しく不安な表情を浮かべておられました

 

ワークショップ当日は快晴の行楽日和!

”監禁”される身にとってはつらいなぁ!

 

(次回に続きます)

 

 


 


 

 

『きんしょう』 いただきました!(3)

よもやま話

(前回の続きです)

運命の 2月3日 がやってきました  (^O^)! 

 

まずは表彰状と”きんいっぷう”を披露します!

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なんてカラフルな表彰状 (^_^;)

きっと製作者はヒョウ柄のコートを愛用しているにちがいないぜ!

 

 

簡単に振り返りますね

8時10分すぎに研修医の先生方との医学英語勉強会、終了!

急ぎの雑用をすませてから多目的ホールに向かいました。

 

ドアを開けると!

うわぁ、なんや、これ!

職員であふれかえっています!

 

院長先生が手短に挨拶!

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すかさず標語コンクールの表彰式がはじまりました(*_*)

 

進行役はいつも宴会で

”ヒュー!ヒュー!”

と盛り上げてくださるU田師長さん!

にぎやかな進行に期待が高まります!

 

おや、いつもとちゃうぞ!

トレードマークの元気なかけ声を封印 (-_-;)

粛々と “借りてきたネコ” のように真面目モード!

(さすがにTPOをわきまえた大人の対応でした)

 

さて2016年(平成28年)医療安全標語コンクール 

総計1513票の投票をいただいたそうです!

 

それでは患者・面会者様用作品の紹介、いってみましょう!

職員484票 患者・面会者様541票 計1025票で決定! 

  

院長賞(リハビリテーション科)

『できるはず 気持ちと体は ズレがある』

 

金賞(栄養科:68票)

『おかしいな 感じたその時 すぐ受診』  

 

銀賞(臨床工学科:62票)

『してあげる させて頂く おもいの差』 

 

さすがどの作品もきっちりと 5-7-5 で決めてますねぇ!

 

職員部門の紹介いっちゃおう! 

職員488票の投票結果だよ!

 

院長賞(7階病棟)

『ちょっと待て 思い込みは 事故のもと』 

 

金賞(診療部:41票)

『“まあいいか”  悪魔のささやき 事故のもと』

清き一票、ありがとうございました!

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 銀賞(医事課:29票)

『ダブルチェック 見ればいいってもんじゃない』 

 

医事課は5-7-5を崩した変則作品で見事受賞!

ひょっとしたら ”ラップ”の達人 かな?

 

ふと医療安全M主任から送っていただいた受賞写真(上)を見返してみると?

おやっ?

なんかひっかかるぞ!

 

うわぁ!

プレゼンターのN副院長の方がわたしより深々と頭を下げておられます

 

大先輩が、より深々と一礼!

 

わたしが表彰状を渡しているようにもみえるし (^_^;)

 

逆やないか!

 これはまずいぞ!

 

ここで 5-7-5 が頭をよぎりました (・_・;)

実ほど(みのるほど)頭(こうべ)を垂れる 稲穂(いなほ)かな

 

偉大な大先輩のように謙虚なふるまいができるよう精進してまいります!

反省 (~_~;)

 

最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

『きんしょう』 いただきました!(2)

よもやま話

( 前回の続きです)

M主任 ”先日、医療安全標語コンクールの投票がありまして、先生の標語がみごと『きんしょう』に選ばれましたよ!”

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わたし ”ほ、ほんまですか? で、いったい僕はなにを応募してましたっけ?”

(あかん、思い出されへん)

M主任 ”ちょっと待ってくださいね”

(ゴソゴソ 紙をめくる音)

 

M主任 ”えっとー、ハッハッハ、これですね。”

わたし ”??? (^_^;)

M主任 ”『”まあいいか”、悪魔のささやき、事故のもと』

わたし ”あっ、思い出しました。へぇー『きんしょう』ですか? びっくりですね!”

M主任 ”先生、2月3日の朝礼で表彰されます。表彰式にでていただけますか?”

わたし ”金曜日ですか? えーっと、研修医の早朝医学英語勉強会がありますし。。。”

 

 (すかさず)

M主任 ”『きんいっぷう』もらえますよ”(殺し文句!!)

わたし ”き、『きんいっぷう』ですか? わかりました、喜んでまいります” (瞬殺!)

 

M主任 ”それではお待ちしています”

わたし ”了解  (^O^)!”

 

経緯を振り返ります (。◠‿◠。) 

昨年10月

看護師さんの症例基盤型学習会開始前

学習会参加者のKさん(10F病棟)からの 指令 (~_~;)

 

Kさん ”先生!うちの病棟の医療安全担当から伝言を頼まれました!

是非、標語コンクールへ応募してくださいと言ってました”

わたし ”えー、難しいね (-_-;)  どんな内容かな?”

Kさん ”患者家族さん用と職員むけの2種類お願いします。5-7-5でなくてもいいそうですよ”

わたし ”やっぱり、5-7-5でしょう”

 

その語感、なじんでるかも、日本人  5-7-5

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Kさん ”できましたら連絡ください。受け取りにまいります”

わたし ”そんなん悪いよ。看護部長室に提出しとくから”

 

悪いから、看護部長に、だしとくね  5-7-5

 

いよいよ2月3日が近づいてきました!

 (次回に続きます)

 

 

 

 

『きんしょう』 いただきました!(1)

よもやま話

休み明け、机の上のPHSをみると

 あれっ!

 

M主任(医療安全管理室*)から着信歴

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(写真:看護部師長・主任新年会でM主任へ挨拶中のワンショット)

 

(*医療安全の業務内容

 インシデント・アクシデント分析手法セミナー(1)

http://www.medsafe.net/

上のリンクをクリックしてご覧ください!)

 

うわぁ、まさか ^_^;

研修医の先生のインシデント承認?

みんな最近CVC挿入もうまくなったしなぁ?

点滴もうまくなってるもんな?

 

なんやろ?

ぼく、なんかやらかしちゃった?

指示ミスか?

 

 

どんどん”よからぬ妄想”が膨らみます!

 

コールバックしてみました ^_^;

 

 

 応答なし (^_^;)

 不在? 

 

そうこうしているうちに外来診察がはじまりました!

診察に没頭(発熱患者さん、多いねぇ)

 

すっかり失念してました ^_^;

 

12時すぎ、PHSに着信

”おぉ、M主任!”

 

なんやろ?

お叱りをうけるのか?(心拍数上昇)

 

おそるおそるPHSでの通話開始

M主任 ”先生、いまお話しして大丈夫ですか?”

わたし ”あ、Mさん、どうも!  昨日連絡いただいたみたいですね?”

M主任 ”ええ”

わたし(ちょっとびびりモード”何かありましたぁ?”

M主任 ふっ、ふっ、ふっ!”

わたし ”な、なんですか?” 

M主任 ”先生! 『きんしょう』に選ばれましたよ。

おめでとうございます (^▽^)/”

 

???

 

わたし ”き、き、きんしょう? 

いったいなんのことです?”

 

(次回に続きます)